ボロブドールへの３日間（２２）ホテル周辺の朝の顔。

ホテル４階の窓から見えるジャカルタ市内の裏顔。

古い街並みの中にぽちぽち高層ビルも立ち始めている。

２０年後にはどんな顔立ちに変わっているだろう・・。

ホテルの近くには運河がある。昔のバタビア時代のものだ。港からパサールバスまで物資を運んでいた。

運河の横には大きなホテルが建っている。

その前の大きな交差点はバイクの洪水だ。

昨日見たジョグジャカルタの数倍の数のバイクだ。

今日は２０１４年１２月３０日。今年も後２日、今日明日を過ぎれば今年も終わり、新年を迎えることになる。３か月前の９月の旅行記、本年内に終了するべく頑張ったが、結局翌年に持ち越すことになってしまった。都合５日間のインドネシア旅行。目的のボロブドールへは行くことができたので、後は抜け殻のようなものだが、帰国便出発までの丸二日間、ジャカルタ市内を歩いたので、その写真を載せておかなければならない。終了するまでには後３０頁以上、どう早く見積もっても、後１か月はかかるだろう。新年早々にはベトナムへ旅行するが、帰国後の楽しみに取っておこう。

さて、昨日は全くハードな１日だった。空港からの途中、パサール・バルの商店街で夕食を済ませ、ホテルに戻って、シャワーを浴びて、そのままテレビも見ずに寝てしまった。歳も歳だし、疲れも溜まっているのだろう。で、今朝は小早く目がさめ、朝食方々ホテル周辺を散歩することにした。

ホテルはジャカルタ中心部、ガンビル地区の隣にあり、ムルデカ広場にも近い場所にある。４階の部屋から外を眺めるが、表通りの顔立ちと違って、裏顔はひしゃげた感じだ。極端に貧しい訳ではないが、表通りの豊かさとは、大分かけ離れた質素さだ。カンボジアやミャンマーの田舎にあるような、あばら家やバラック建てのようなものは見えないが救いだ。所々に高層ビルも建ち始めていて、２０年も経ったら、今のこの光景も様変わりになっているかも知れない。丁度バンコクが１年行かないと様相がガラリと変わっているように。

ホテル近くの大通りを歩く。６車線、８車線の大きな道路が交わる交差点はバイクの洪水だ。街が大きいだけあって、昨日のジョグの交差点とは比べものにならないほど沢山のバイクだ。大半がＨｏｎｄａ、Ｋａｗａｓａｋｉ、スズキであるに違いない。日本のメーカーにとっては、インドネシアは独壇場だ。そうして通りを人歩きし、ホテルに戻ると、これから結婚式の予行演習が始まるようだ。或いは、このホテルのプロモーションビデオ撮りかも知れない。着飾った善男善女が、高級車に乗り込もうとしていた。インドネシアも本当にリッチになってきている。