昨日の日曜日に行われたギリシャ総選挙、野党の極左政党が過半数を取り、現政権を覆す。ギリシャ国民の不満、鬱憤のはけ口となったようだ。失業率が３０％近く、経済は一向に好転しないし、日々の生活も困窮している。
そうした中、選挙で意思を表明するとすれば、現政権への反対票しか集まらないだろう。戦前、こんな混乱に乗じてナチスが台頭してきたことを思い出す。あの時のドイツは、今のギリシャ以上の混乱の極み、ハイパーインフレの定中で、朝の値段が夕方には何倍にも上がっている、という、貨幣経済を根底から覆す、異常な状態だったが・・。
ギリシャの政局を受けて、朝から円高、ユーロ安で開始された東京市場、こうしたギリシャの選挙結果を事前に予測してたのか、後場に入って落ち着きを取り戻し、前場、２００円を越える下げもあったが、終値では５０円以下のマイナスで終了した。小国ギリシャ問題は、既に過去のものになりつつあるか・・。
人口１０００万人程度、経済規模で言えば神奈川県レベルの国が、浮き沈みしても、世界経済には影響しないということか・・。人口の１割、２割が餓死するようなことにでもなれば、国連も動く出すだろうが・・。最低限の生活レベルにとどめ置かれるのは、破産国家の国民としては、やむを得ぬ選択なのだろう。
午後２時からの錦織、フェレール戦。過去の対戦成績も良く、去年などは４連勝している相手だから、やや安心して見ていられる。相手も巧妙なボレー捌きを見せるが，錦織の方が１枚上手。サービスブレークを重ね、３－０、のストレートで勝ち進む。
次回はいよいよ８強。昨年覇者のワウリンカと対決する。正念場だ。是非、本領を発揮してもらいたい。
