ちゃおチャオブログ

日々の連続

11.23.(月・小雨)勤労感謝の日。貧困世帯の悲劇的事件。

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肌寒い1日。暦の上では「小雪」。24節季の一つで、夏の「小満」に対比される。これから本格的な冬入り。そんな感じの1日だった。東北、北海道は雪。昨日で秋場所が終り、これから年末を迎え、1か月先には新春を迎える。

日々は天行により移ろい変わるが、変わらないのが貧困による犯罪、事件、事故。今日も又熊谷で悲劇的な事件があった。両親と3女(47歳)の3人家族であったが、母親が痴呆症で、娘が母親の看護をしていた。父親はつい先月まで新聞配達で月19万円の収入を得ていたが、病気の為に配達を辞めざるを得なくなった。
年金は無く、途端に生活は苦しくなり、市への保護生活の申請をしていたが、昨日、軽自動車で利根川の河川敷から川の中に入り込み、両親は亡くなり、3女だけは助かった。
近くに長女、次女が生活していたようだが、実家に来ることもなかったという。二人の家庭にもそれおぞれの事情があり、手を差し伸べることができなかったのかも知れない。無縁社会、お金が無くなれば、親子兄弟でも無縁になってしまう。

先日も横浜の団地で病死した母親をトランクに詰めて放置し、自宅を出奔した60代の息子は、自殺しているかと思ったが、横浜市内で逮捕された。お金が無くて葬式も上げられなかったらしい。

今日は又江東区の都営団地で、81歳と71歳の兄妹、二人の遺体が発見された。二人とも居間で倒れた状態で発見されていて、死後数か月経っていると言う。同じ団地の中でも隣人との付き合いも無く、親戚もなければ、こうして二人して相次いで亡くなっても、誰も気が付かない。どちらが先にどうなったか知らないが、もう生きる事を諦めていた二人かも知れない。生きていても楽しみも無く、希望もない。生きる意味を失くしていたに違いない。

こうした毎日のように繰り返される貧困者、困窮者の死亡事故。日本が果たして先進国なのか、福祉後進国なのか、分からなくなってしまう。はた目には何不自由な句暮らしているように見えても、心の中は闇だ。
この処、ほぼ毎日のように山さんに電話している。昼間でもいつもベッドに寝た切りだ。無気力で、いつ死んでもおかしくない。

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