入退院続きの由美子ではあったが、幾ばくかの預貯金を残した。と言っても当然相続税以下の金額だが、手続きが必要と思って、武蔵野税務署へ行く。窓口の女性、横柄な対応。パートの職員と思われるが、如何にも役人風情の態度で、見下す。知らないから聞きに行ったのに、何か人を馬鹿にしたような態度。今日はメンスか・・。
いろいろ聞きたいと思ったが、相続財産が４８００万以下の場合は申告する必要はないとのことを聞き、帰る。残したと言っても数百万程度。税務署への手続きは全く必要ないようだ。
現金を残してくれたので、葬儀一切はその現金でやって、お釣もでる。香典、霊前は辞退して、皆さんへの由美子のお返しとする。本人は本来ならＵＮ難民基金とかユニセフに寄付したかっただろうが、トータルを閉めて、幾ばくか残れば、そうしたことも考えてやらなければならないだろう。
