朝のテレビ放送を見ていると、中央高速笹子トンネル内の落盤事故を臨時ニュースで伝えている。トンネル内の天井板が落下し、多数の通行車両が巻き込まれている、とのこと。予想外の大変な事故が発生した。
今日は八王子城址公園に行く予定でいたが、先週登った高尾山で当方の下肢も充分回復しておらず、又、同僚の稲さんも昨夜遅くタイから帰国したばかりで、今日は取り止める。
紅葉の方は丁度良い感じ。
元三大師を祀る大師堂、釈迦三尊像、祖堂を回り、帰宅する。今日はここからの富士山は雲に隠れ見えなかった。
青木平から来た人たち、中央高速が使えなくて、帰りが大変だ。
夜、中央高速事故の続報を聞く。トンネル内に吊り下げていた重さ1トンを越えるコンクリートの鉄板が130mの範囲に渡って根元から落下し、通過中の車両3台を押し潰し、9名が亡くなったとのこと。
1台のワンボックスカーには6人が乗っていたが、内一人は脱出して九死に一生を得たとのこと。
亡くなられた9人には余りにも不運な事故。先日読んだ五木寛之の宿命ではないが、0,1秒早いか、遅いか、この現場を通り過ぎれば、不運に巻き込まれずに済んだ。現にNHK記者も丁度この時、この現場を通り、車が大破したが、命は助かった。0.001秒の違いが彼の命を救ったことになる。
6人乗車していた中で、一人だけ助かった。それも又彼女の宿命で、生かされた命と言えるかも知れない。
全く運不運は紙一重。自身の運不運などその時になるまで、誰も分からないし、予測もできない。