ちゃおチャオブログ

日々の連続

江南10都市巡りの旅(32)西塘の水郷巡り。

さて今度は運河に沿った遊歩道歩きである。
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水辺が人々の生活に密着しているようだ。
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何を干しているんだろう。この運河で獲れる小魚だろうか・・。
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水路は人々の移動、物資の運搬に重要な役割を果たしている。
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先刻歩いた狭い路地を運河側から眺めている。
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今まで江南の水郷は「千灯」、「蘇州」、「錦渓」、「烏鎮」と廻ってきて、「錦渓」では歌謡付の運河遊覧までしているので、今日の所は運河に面した遊歩道を陸上から眺めるに留まった。先刻歩いた細い路地に面した建物の裏側は運河になっていて、今度はその運河の側から街を眺めることになる。

南船北馬」とは実に適した言葉で、そのものズバリを表現している。上の中小都市、或いは北京から始まって、山東省の済南を通り、上海―蘇州ー杭州と繋がっている大運河は舟運を発達させ、街町は運河や水路によって結ばれ、貨物の運搬から始まって、どこへ行くにしても船で行けない場所はない。

7世紀、中国を統一した隋が僅か30年余であえ無く潰えたのもこの大運河建設と、朝鮮半島出兵にあった。3国の時代から1000年以上の長きにわたって営々と築かれてきた運河。今や江南地方は網の目のように張り巡らされ、今も尚新たな水路が建設されている。皇太子殿下はロンドンの水運を研究の課題にしているが、ロンドンよりはこの江南地方、或いはタイのバンコク周辺の方が、より発達進化しているようにも思える。ここでは水運以外にも観光資源としても重要な役割を果たしているのだ

旅情というものがある。九州柳川、或いは水郷潮来。ここ西塘でも運河に沿った遊歩道を歩いていると、ついぞこの言葉を思い出す。肩にかかる程の柳の並木道を歩いていると、ここがどこなのか、時代と場所を忘れてしまう程の郷愁に捉われた。
 
 
 
 
旅情をそそる光景だ。
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ああ、遊覧船が浮かんでいる。
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水運もよし、観光もよし。飽きない光景だ。
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ここは船溜まりだ。
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ここで又何百人かの人々が生活の糧を得ている。
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