ちゃおチャオブログ

日々の連続

宝登山山頂の蝋梅。

今日は久し振りに遠出し、荒川上流の長瀞にある宝登山へ登った。
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登山開始に先立ち、安全を祈願する。
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高見に登るにつれ、秩父盆地が眼下に広がってくる。
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1時間半かかって、漸く山頂の宝登山神社奥ノ院に到着した。
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奥ノ院に参拝する登山者。
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奥ノ院の直ぐ裏が山頂になっている。
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いつもは八王子城址か時たま高尾山程度の低山を歩く3人組だが、今日は珍しく遠出し、秩父宝登山へ行くことにした。この山は荒川の上流、長瀞にある標高約500mの山で、先日テレビで山頂の蝋梅を放映していた。その話を山さんにしたら、急遽行って見よう、ということで今日になった。

予定では当初8時に小金井を出発することになっていたが、連絡ミスがあり、結局いつもの時間の9時近くに小金井を出る。しかしそれでも大よそ2時間と見込んでいたので、山頂でお昼を食べる予定にしていたが、途中の川越で渋滞等もあり、寄居に着いた時には既にお昼を廻っていた。

山頂でのランチを諦め、長瀞に入ってから国道沿いの台湾料理店で昼食を摂ることにしたが、750円の定食が台湾ラーメンにチャーハン、から揚げに杏仁豆腐。それにコーヒーまでついている。東京で食べたらそれぞれが750円もしそうな大盛りで、これから山に登る身には重い食事だ。ウエートレス二人が中国人で、ちょっとした中国語で挨拶したら、彼女達ご機嫌で、楽しく食事ができた。田舎の食堂は良い。

さて1時半、目的の宝登山麓にある神社に参拝し、これからの安全登山を祈念し、山頂に向かう。この山に登るに際し、3人が3人とも事前の下調べをせずにおっとり刀でやってきたので、一体登山道がどこにあるのか、山頂までのコースはどうなのか、との予備知識は全くなかったが、まあ500m程度の山、それ程心配することもないだろう。

しかし登り始めてそうした心配は全く杞憂に過ぎないことがわかった。この宝登山神社は山頂に奥ノ院があり、そこまでの山道は車の通れるほどの幅広の参道になっていて、道に迷うことも無い。それどころか、車が上れるように参道は大きく蛇行していて、どこにも急坂はなく、我々初級者にとっては登り易い山道になっている。

高見に登るにつれ、秩父盆地が眼下に広がり、その盆地を囲むように奥秩父の峰が連なる。1000mを越えるような急峻な山はどこにもなく、穏やかな里山の風景。早春の山並みと静かな盆地。

休み休み1時間半程かけて山頂の奥ノ院の前に着く。約30m程の石段を登れば奥ノ院だ。小さな社殿があって、参拝する。その社殿の浦が山頂で、丸みを帯びた山頂の一面に蝋梅が咲いている。蘇秦蝋梅。中国から移入されたこの花は、冬が終わり、春になると一番早く花を咲かせる。辛夷やマンサク(先咲)よりも早く咲く。

蝋梅のほのかに香る中、山頂で暫し休憩する。山さんが持ってきたミミガ―と当方が持ってきた蕗の薹。それぞれ酒のつまみにぴったりのものだが、生憎持って来なかった。下山してからの楽しみに取って置く他ない。

山頂からの眺めは360度のパノラマ。遥か下に荒川の川面が光っている。この川筋の奥の方に大滝村があり、秩父湖があり、峰々の遥か先に両神山が聳えている。秩父の山々。もうこうした高い山に登ることは出来なくなったが、眺めているだけでも心が躍る。

何百株と植えられている蝋梅園の間を通り、ケーブルカー山頂駅の手前を廻って、又奥ノ院の前から下山する。下山は一足。の登った時の三分の一の時間、30分で下り降りた。帰りは秩父から正丸峠を抜け、反応に出て所沢経由帰着。山頂でのミミガ―、蕗味噌でビールが恋しくなり、車を置いてマル金で打ち上げしたのは、自然の流れだったか。
 
 
 
 
山頂の三角点。497.1mと表示されている。
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山頂に広がる蝋梅園。
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蜜蝋のようにつやつやした花弁だ。
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天気も良く、最良の登山日和だった。
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荒川、長瀞の瀬が遥か下に見渡せる。
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秩父盆地と周辺の山並み。あの尖った高い山が両神か・・
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