ちゃおチャオブログ

日々の連続

「沖縄の4日間」(5)首里の隠れ家のソバ屋。

ネギさん、吉さんが首里城内観光をしている間、お城の周辺を散歩する。
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龍譚の弁財天。池の中にあるから弁財天。井の頭、国分寺鏡池にも弁天堂があった。
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池の先に首里城が見える。
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池に遊ぶ変わり種のアヒル
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この池は丁度お堀のような感じだ。  イメージ 3
 
 
 
 
 
ネギさん、吉さんの二人には、首里城内観光に30-40分の時間を与え、城内観光が終わったら携帯に電話をもらうことにして、その間、当方と稲さんは龍譚等、お城の周辺を歩き、待ち合わせ場所の守禮の門に向かった。「守禮之邦」。この偏額は普段は「首里」の額が掛っているが、中国からの使節がやって来る時は、この「守禮之邦」に掛け替えられた。二重外交と侮ることなかれ。明と薩摩の狭間に於いて、小国琉球は生きる術を心得ていた。

先日、たまたまタイ語サークルで「タイの礼儀作法」を勉強したが、タイにしてもこの琉球にしても、中国朝貢外交における儒教の浸透が強く残されている一つの例証だった。今の沖縄県人が温厚で礼節を重んずる。現代日本人から失われつつある醇風を今もなお保っているのは、こうした独立国であった頃の影響があるのかも知れない。

さて4人揃ったところで、稲さんの案内で、首里城近くの住宅地の中にある一軒のソバ屋に案内される。両側が石垣で組まれた古い民家の間の路地を通り抜けて出た所に1軒の民家風の店屋がある。と言うか、民家を改装して蕎麦屋にしたような民芸調の店だ。履物を脱いで店内に上がり、ここの名物「琉球ソバ」を皆して食べる。このヤンバル蕎麦には、初めてのネギさん初め、皆、美味しく頂いた。店の名前は忘れてしまったが、ここはガイドブックにも出ている穴場の食堂で、何人かいる観光客のお客さんも、ガイドブックを頼りに、この店を探し当てたようだ。一組のアベックなどは、先刻池の畔を散策していたペアだ。美味しいソバの昼食を終え、次に又、モノレールに乗って泊まり埠頭に向かうことになった。

駅へ向かうまでの途中の路上で、客待ちのタクシー運転手から、ネギさんがしきりに話しかけられ、タクシー借り上げの島内観光を勧められていたが、後でネギさんから話を聞くと、その運転手は、我々が朝首里城へ向かう時にも、その場所にいて客待ちしていたようだが、ひがな1日客を待ち、1組でも案内できればその日1日の水揚げで良しとする、そうしたのんびりした島人の緩さには何か微笑ましさも感じた。
 
 
 
 
搦め手の状況。
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城に勢いを感ずる。
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良いお城だ。
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池の周辺に咲く花。
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古い路地の奥に沖縄ソバ屋があり、美味しく頂く。
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