ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(25)ソン川の畔で、「ラフテイング」に興じるファラン。

ソン川は自然の景観が残されている川だ。
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山も間近に迫ってきている。
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ああ上流からどんぶり子がやってくる。
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ああ、ラフテイングだ。
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優雅な欧米人。
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ラオスにはビエンチャン周辺を除いて、工場らしい工場はない。主に第一次産業、農業国であり、今の生活を維持していく為には稲作で十分であり、そこから派生する余力、酒作りや、織物、焼き物位であり、原始農業国家から漸く羽ばたこうとしている段階である。

だからこのソン川に足を浸し、生ぬるい川の流れを見ていても、そうした工業化による副産物、川の汚れとかビニール、ペット、ラップ等の浮遊物は全くなく、さらさら水が流れているだけだ。そうして見ていると、上流から浮き輪に乗ったタライ舟のような一団がやってくる。プカプカ川の流れに乗って流れ下りて来る。ああ、ラフテイングだ。見ると、何人かは分からないが白人でファランだ。優雅なものだ。
 
どこの国からやってきた白人か知らないが、こんな遠くのアジアの辺境国にまでやってきて、しかも又更に空港のあるビエンチャンからは車に乗って何時間もかけてやってくる。こうした時間とお金をかけてここまでやってくる価値が彼等にはあったのだろう。何日この町に滞在しているのか知らないが、自然の景観の中に身を置き、再び自国に戻ってからの明日の英気、活力をこの自然の中で養おうとしているのか。

そう言えば、街中には韓国語の看板が目立った。通りを歩く韓国人の姿は見かけなかったが、ひところ、かなり多くの韓国人観光客がトレッキングに押し寄せて来ていたそうだ。今は景気も悪くなり、ウオンの価値も下がっているので、そうした韓国人は影を潜めている、とのことだが、元々は米軍進駐と一緒に付いてきた韓国軍や軍属に端を発しているのかも知れない。

日本人が一時裕福になり、世界の各地に旅行に出かけたとしても、流石にこんな片田舎のラオスの地にまで、トレッキングやラフテイングにやってくる人もいないだろう。仮にいたとしても本当に数える程度の人数で、酔狂人の域を出ないだろう。それに比べると今目の前を流れ落ちて行く欧米人の逞しさ、リッチさ。日本人の到底足元にも及ばない世界を生きているものと眺めていた。
 
 
 
山に登り、川に遊ぶ。リッチな旅行者だ。
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岸辺では囲いの中で鶏も遊んでいる。
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雄大な川と山の眺め。
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ラフターは次から次にやってくる。
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そうだ、この山の近くまで行って見よう。
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