みのさんの降板した朝ズバはワサビのない寿司のようなもので、余り見る気がしなくなった。TBSも視聴率が落ちて痛手だろう。息子のやった犯罪に(しかも現時点では推定無罪)親が責任を取らなければならない、とは正に日本人的で、週刊誌なども各誌が競ってみの叩きをしている。濡れ犬に鞭打つのは中国人に限らず、日本人も得意とするところか・・。こうしてあちこちの週刊誌がみの叩きをしていると、自分も読みたくなる、というのが普通の心情だ。
親の責任。米国では母子心中は犯罪に問われ、母親は殺人犯で起訴されるが、日本の場合、心中、道連れ、は許容範囲となっている。子供に対する不憫さ、愛おしさ故の犯罪だから、許される風土があるのだろう。
朝ズバを見なくなってから、小倉さんの8chの朝バンを見ているが、その朝バンでも朝日新聞でも報道していないが、(みのさんだったら、一番に取り上げていたかも知れないが)、熊本で、悲惨な事件が起きていた。
自宅で、16歳の高校生が殺されているのが発見され、40前半の母親が行方不明。後日、大阪で保護された。
その家庭は、父親がどこかに出稼ぎに出ているかして不在、生活費に困り、日々の食事もままならず、近所の家に、食事代を借り歩いていたとのこと。「もう3日も何も食べていない。」と言われた隣家の主婦は3000円を貸したそうである。
その後、この事件が起き、将来を悲観した母親が娘を殺し、自分も死のうとしたようである。大阪を彷徨っていたのは、死にきれなかったのか、死に場所を探していたのか・・・、
日本の貧困の深い闇である。
大新聞、マスコミは福島原発がどうのこうの書き立てる前に、こうした身近な貧困問題をもっと正面から取り上げるべきである。保護世帯200万人の内の何割が、声を大にして叫ぶマスコミに乗って、不正受給しているかどうかは知らないが、こうした身近な所で、日々の食事もままならず、餓死したり、自殺したり、心中したりする本当の貧困世帯にもっと目を向けるべきだ。
16歳の娘さんが気の毒だ。母親の死にたい気持ちはあったとしても、娘をどこかに託すかして、どうして自分一人で死ななかったのか。娘を殺し、本人だけ生き延びた。生きている限り一生重い後悔の念で行き続けることに耐えきれず、再び自殺の道を選ぶだろう。二人に取って、残酷であり、可哀そうとしか言いようがない。
社会は、本当はこうした人々を何とかしなければならない責務を負うべきである。
午後、野川を散歩。明日がお彼岸。彼岸花がいよいよ赤味を増してきた。ほんの1-2週間で、随分変わるものだ。
夜、インド国内航空便をチェックする。国が広いから、移動にしても列車だと何十時間もかかる。時間のセーブの為には飛行機を利用するのがベターだが、人口の割に便数が少ない。
Air India と Jet Airwaysの2社が国内便を飛ばしているが、案外高い料金設定だ。Air India のデリー~コルカタ間など約4万円。HISの成田ーバンコク間よりも高い。まあ、昔の日本の国内路線が似たようなもので、バカ高い料金だったが、保護行政に守られ、競争のない社会は、皆どこも似たようなものかも知れない。
Jet Airwaysは半額の2万円で飛べるので、直ぐにも予約した。
今日で最終回となったが、その後を望む聴取者の声も多く、いずれ、続編が再開されるだろう。又、楽しみが一つ増えた。