ちゃおチャオブログ

日々の連続

中国・歴史の旅(89)開封市場での「五香蟹黄鴨蛋」。

市場だから、肉屋も当然あるが、タイの市場と比べ、格段に清潔そうだ。
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削げ麺の店もある。上手に麺を削いでいる。
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タイと違って、内陸部では養殖が盛んでないのか、魚は鮮魚がない。しかしそれにしても凄い量のしらすだ。
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ああ、卵が山と売られている。
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あれ、ちょっとまてよ、この玉子、幾つか頭が割られて、中身が顔を出している。ゆで卵だったのか・・
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タイを旅行して、地方都市へ行くと、機会があれば、その町の市場、タラートへ行くことにしている。タイの場合、市場は大体がその町の中心部にあり、その町自体も市場を中心にして町が発展して行った傾向があり、市場を覗くことによって、その町の元気さ、裕福さ、生活のレベルが分かるような気がする。

市場を歩いていると、突然日本語で話しかけられる事がある。自分の顔には「日本人」とはどこにも書いてないのだが、タイ人から見れば、自分が中国人でも韓国人でもなく、正真正銘の日本人だと分かるようだ。当方も突然の日本語の挨拶にびっくりするが、色々と話してみると、以前日本に住んでいた、大阪で仕事をしていた、などと聞くと、ああ、成程、かなりのタイ人がいろんな形で日本と関係があり、研修工員として地方の会社で働いていたり、或いは芸能の世界で活躍していたことが理解できた。地方都市の市場を歩いていて、日タイ親善に役立つなら、これ程安い民間外交はないものだ。

閉鎖的な中国の場合、タイとは違って全くそういうことはない。そもそも中国の場合、地方都市へ行っても、市場が街の中心部にあるとは限らず、そもそも市内のどこにあるかも分からないので、殆ど訪ねることもない。今日は偶々バスターミナルの隣、ホテルの近くにあったので、朝の散歩を兼ねて寄ってみた次第だが、自分が黙って市場内を歩いている限りにおいては、彼等中国人は自分が日本人か否かの区別はつかないだろう。だから中には日本語の分かる中国人がいたとしても、日本語で話しかられることは全くと言って良いほど、無かった。

さてこの市場、品数も豊富だし、量も多い。旺盛な消費、無限大の胃袋に吸収されていくように、大量の生鮮食品が捌かれていく。ここ10年、20年の中国経済の興隆、GNPではいつの間にか日本を追い抜き、世界第2位になっている。そうした好調経済を反映するように、この町の市場は活気があった。

あれ、ちょっと待てよ?? 卵がいっぱい山盛りにされ、最初は生卵を大量に売っているのかと思ったが、それにしては玉子ケースに入れられてなく、裸のままに山積みされている。ああ、そうか、生ではなく、ゆで卵か、それにしても随分沢山売っている、と一人合点し、通り過ぎようとしたら、幾つかの玉子が半分に割られていて、ゆで卵の中に、色々と具材が入っている。

ああ、この玉子! 前年の暮れ、ベトナムを旅行した時にダナンの町の夜の路上で食べた玉子だ! ああ、あれはベトナムの固有の料理法かとあの時は思ったが、そうか・・、これも又中国原産だったとか・・。先刻朝食を食べたばかりでお腹もいっぱい。それに1個売りではなく、10個単為、ダース売りだ。とても食べきれるものではなく、見て、写真を撮るだけにしたが、正式な料理名は「五香蟹黄鴨蛋」という名前のようだ。

半年前のベトナムを思い出すに、そう言えば、鴨か何かは分からなかったが、鶏肉は入っていたようだ。・・しかし、蟹まで入っていたか・・?? まあ、その地法地方での製法はあるのだろう。中国語でどう発音するか分からないが、兎も角名前が「五香蟹黄鴨蛋」と分かっただけでも良かった。少なくとも「皮蛋」以外にももう一つ、料理名を覚えることができた。
 
 
 
 
あれれ、この玉子、単なるゆで卵ではなく、中に具を詰めてある。去年ベトナムで食べた具入りのゆで玉と同じだ!
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ああ、この玉子、「五香蟹黄鴨蛋」って言うのか・・
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20個10元、こんな手の込んだゆで卵が僅かに150円とは! そう言えば、ダナンで食べた時も確か1個3円とか5円位の値段だったか・・
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さて市場はこれ位にして、清明上河へ行こうか・・。
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ああ、こんな所に博物館がある。古い街だから、色々と展示があるかも知れない。少し寄ってみよう。
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