ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(139)帰国の朝。

今日は午後の出発便で、午前中はゆっくりできる。朝の散歩に人民広場に出た。これは広場北側の高級ホテル。
 
 
 
人民広場を囲む建物群。
 
 
 
前方に上海市庁舎も見える。
 
 
 
入口の警備に当たる警察官。見た目もピシッとしている。
 
 
 
ああ、こんな場所に地下鉄駅に通じるエレベーターがあった。スーツケースを運ぶ時はこのエレベーターを利用しよう。後ろのサムスンが芽障りだが・・。
 
 
 
昔はSONYがニューヨーク五番街、Times Squer正面を飾っていたが、今は日本企業の広告はどこにも見られない。代わりに韓国SUMSUNGがどこへ行っても幅を利かせている。
 
 
 
 
今日の帰国便は午後発だから、朝の間は少しゆっくりできる。と言っても遠出はできないので、徒歩圏内の人民広場周辺をぶらつく。どこか適当な食堂でもあったら、入っても良いやと。もう随分と見慣れた場所ではあるが、それでも来るたびに新たな発見があるように思える。市庁舎の警備警察官の今日の表情はどうだとか、今まで人民公園で集団体操をしている処を見たことは無かったが、今日は揃ってやっている。ここも公園なのだから、皆が誘い合って、朝の体操をやるのも不思議はない。いつでもどこでも中国人の健康志向だ。

朝の人民広場はそれ程人も出ていなく、あちこち眺めながらゆっくり回ることができた。朝だから変なスカウトも寄って来ず、小煩くない。ぐるっと一回りし、先週補陀山へ行く前に寄った昆虫店街「江?路」(こういんろ)の朝の様子を見たくなった。場合によってはコオロギの2-3匹買って、秘かに持って帰ることも考えた。コオロギのつがいを裏庭に放っておけば、秋に鳴き声を聞けるかも知れないと。

その「江?路」へ来たが、朝早いのか、まだ店はどこも開いていない。数十軒立ち並んでいる昆虫店はどこもぴったりシャッターが下りたままだ。ただ1軒だけ金魚の荷受けをやっている店があったが、どこから運ばれて来たのか、大量の金魚が大きなビニール袋の中にすし詰めになっていて、如何にも可哀そうな感じだった。金魚は幾らすし詰めとは言っても、日本のように金盥に犇めき合うようにして泳いでいないと様にならない。

ちょっと行った先の屋台で柔らか豆腐を売っていたので、ヨーグルト代わりに食べる。中国人は朝この湯豆腐を食べたり豆乳を良く飲む。これも又朝の気功と同様、健康志向の一つだろう。蹴り道、いつもの定食屋の前を通ると、女将に呼び止められ、最後と思って付き合ってやる。まあ、次に上海に来るのはいつになるのか分からないのだから。これが最後になるかも知れないと。

朝食を終え、ホテルに戻り、旅行鞄を纏め、チェックアウトし、地下鉄に乗って、浦東空港に向かった。
 
 
 
 
人民公園へ出てきた。相変わらず花壇が綺麗だ。
 
 
 
公園入口で朝の体操、気功をしている人々。
 
 
 
朝の「江陰路」。沢山の金魚をパック詰めにして搬入している。
 
 
 
金魚の袋詰め。ちょっと金魚には可哀そうだが・・
 
 
 
屋台店で朝の豆腐粥とパートンコー。
 
 
 
矢張り最後は馴染みの定食屋で。