ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(64)ルアンパバーンでの日本人経営のレストラン。

ラオス料理は名前を聞いても分からないが、こうして写真があると、写真を見て選ぶことができるから便利だ。
 
 
 
まあ、良くは分からないが、これがラオス料理。
 
 
 
柔らかチャーハン様のご飯が主体。
 
 
 
裏通りの住宅地では、こうした内職のような手芸品も作られている。
 
 
 
あ、カタカナ表示の店もあるぞ!「ソンパオ・レストラン」と書いてある。
 
 
 
 
 
 
 
ルアンパバーンの町の南端の高台の上で日は暮れて、とっぷりの夜の闇に包まれた。電力事情の貧弱な国だから、レストラン等の一部の場所を除いては町の明かりは乏しい。ナムカーン川(แม่น้ำคาน)沿いの道路を走り市の中心部に向かう。一旦、レンタサイクルに自転車を返し、川沿いのレストランに食事に行く。

昨日の大晦日には通りのあちこちで「コムローイ」(โคมลอย)、「打ち上げぼんぼり」が夜空に漂っていたが、佛暦で祝うこの国では、元旦の今日はもう既に普通の日で、夜空に「コムローイ」は全く漂っていない。昨日はメコン川に面するレストランで食事したので、今日は反対側のナムカーンで食べることにする。こちら側にもメコン同様、大きなレストランが幾つも並んでいて、どの店に入るか選択に迷ってしまうが、どの道、大した料理を食べる訳ではない。ありきたりの夕食を食べるのだから、と、目に留まった1軒に入る。

目の前の真っ暗なナムカーン川を時々眺めながら食事するが、先刻浮かんでいた遊覧船はもうどこかへ消えてしまっている。真っ暗な川面と静かな川の流れが聞こえてくるだけだ。祝辞をそそくさと済ませ、市の裏通りをゲストハウスに向かって帰ることにした。殆どが個人の住宅になっているが、そんな間にポツン、ポツンと店があったり、レストランがあったりする。

そんな中で、日本語のカタカナで書いてあるレストランが目に留まった。「ソンパオ・レストラン」と書いてある。ラオス語でも「ร้านอาหาร สมเผ่า」(ラーンアハーン・ソンパオ)と書いていある。「ร้านอาหาร」(ラーンアハーン)は「食堂、レストラン」、「สมเผ่า」(ソンパオ)は、人の名前か・・。(後で辞書を調べてみたら、「愉快な種族」と言った意味もあった。)

興味を持って店の中に入ると、奥から日本人の女性が出て来た。えー! 日本人が経営している店! 話を聞くと神戸出身で、「キョウ子」さんと言う名前。1年前、ご主人と二人で、この町にやってきて、町の雰囲気が気に入ったので、ここで店を開いて、住むことにした、とのこと。2階建てになっていて、2階で食事をしながら民族舞踊などが見られるとのこと。但し今日はもう時間が遅く、ショー付の食事は終了しているとのこと。9時までとのことだった。

その内奥からご主人も顔を出してきて、3人で日本語で話しをする。一昨日ポーンサワンで、その町に定住している若い女性に雑貨店で出会ったが、ラオスはタイ程ではないとしても、案外日本人も住んでいるものだ。話だけして帰るのも申し訳なく、ビールを1本のみ飲んで、二人には、次はいつになるか分からないが、又旅行で来ることを約束し、店を後にした。

ゲストハウスは住宅街にあって、夜は全く静かだ。遠くで犬の遠吠えが時々聞こえてくる。静かなしじまの中、知らず知らず眠りにつけた。新年の良い1日を送ることができた。
 
 
 
 
ああ、内装も凝っている。
 
 
 
店内にはラオス綿の織物が掛かっている。
 
 
 
ああ、この店は日本人経営の店、神戸出身の女性、「キョウ子」さんが経営しているのだ。
 
 
 
この店のご主人。2階でショーを見ながらのダイニングができる。1階にも5卓ほどのテーブル席がある。
 
 
 
もうそろそろ閉店。次回の訪問を約し、店を後にした。