ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(86)?腊(メンラー)、夜の広場と未明の市場。

街の中心のセンターモール街は8時を過ぎると、通行人も少なくなる。
 
 
 
しかし街の中心広場では、まだ多くの市民がダンスに興じている。
 
 
 
自宅にテレビがあっても、この楽しみには代えられない。
 
 
 
広場の屋台からも芳しい香りが漂ってくる。
 
 
 
もうピークは終り、そろそろ店じまいの準備をする時間か・・
 
 
 
 
 
雲南「傣族」が経営するレストランで、数日振りにタイ語を話し、彼女達「傣族」が生まれながらにして本国タイ人と同じタイ語を喋っているのか、或は後天的な学習により、タイ人同様のタイ語を喋れるようになったのかは、当方の語彙力、語学力では確認しようもなかったが、それにしても驚きではあったし、楽しい時間でもあった。何か分からないタイ風の料理を食べ、その内レストランも混んできたので、いよいよホテルに帰ることにする。

時間はまだ8時前。先刻のセンター街、遊歩道のあるショッピングモールを歩いて帰るが、この時間既に多くの店がシャッターを下ろし、カフェ、レストラン等もまばらな客だ。夜は早い。後1時間もしたら、このモールも殆ど無人状態になるだろう。夜が早いのは地方の特性。電力不足の生活習慣が、人々の夜を早くし、当然ながら、深夜族などの人種もいないだろう。

センターモールを通り抜けた先が、先刻来行き来しているこの町の中心の交差点で、昼間見た時はその横がかなり広い広場公園のようなものになっていた。今その公園に大勢の市民が集まりダンスか踊りをしている。中国各都市で見て来た夜の公園の人々のレジャーだ。大連の中山公園(旧大和ホテル前広場)、上海の人民公園、南京の玄武湖、杭州、蘇州、紹興、その他数多の都市での夜の光景だ。勿論自宅にはテレビもあるし、面白い娯楽番組も沢山流されているだろう。しかし人々にとっては気の合った仲間同士が集まり、ダンスや歌謡に興ずる。1日の終わりの最後の楽しみだ。

日中は何も無かった単なる広場だったが、夜の時間は、あっと言う間に屋台村に変身し、芳しい焼き鳥、焼き肉の煙が漂っている。タイではここで更に大音響の民謡帳音楽などが流れてくるが、ここ中国・雲南の夜の屋台は静かなものだ。タイでも夜更かしはバンコク等の大都市の住人で、地方の中小都市へ行ったらこんなものか。流される音楽も静かで、且つ、上がるのも早い。屋台の幾つかは既に店じまいを始めているところもある。夜の屋台村も9時を過ぎたら閑古鳥に違いない。当方、もうお腹もいっぱい、更にこれ以上何かを詰め込む胃袋も持ち合わせてはいない。暫らく、ダンスと屋台を眺め、ホテルに引き上げた。
 
 
 
 
ホテルの裏の市場では、まだ暗い内から人々の出入りがしている。
 
 
 
 
 
照明のない薄明りの中で売買が始まっている。
 
 
 
こんな暗い内から皆さん仕事熱心だ。
 
 
 
小さな子供まで手伝いに来ている。
 
 
 
これもまた中国人の一面だ。