ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(89)勐腊(メンラ)バス・ターミナルを出てからの荷物積み込み。

これからこのバスに乗ってラオス北部の都市「ルアンナムター」に向かう。
 
 
 
来た時と同じバスかな?
 
 
 
勐腊バス・ターミナルを出て直ぐ、ものの5分も走らない新興開発区にバスは停まり、荷物の運び入れを行っている。
 
 
 
新しく出来た街並みで、歩いている人は殆ど見かけない。
 
 
 
近くには迷彩服を着た軍人の姿も見える。
 
 
 
国境に近いだけあって、こうした軍人の動きも活発なのか・・。
 
 
 
 
 
ラオス北部の町「ルアンナムター」(หลวง น้ำท่า)行のバスはここ勐腊(メンラ)バス・ターミナルを定刻には出たが、このターミナル近くの、現在建設中の新市街地の一角に入り込み、随分長い間時間待ちをする。見ていると、どうもどこかからかやって来る車を待っているようだ。バス・ターミナルでは荷物の受け渡しが出来ないから、ちょっと離れたこの場所で積み込みをする積りだ。明らかに違法な運搬で、バス会社には内緒に、運転手の裏稼業、バイト稼ぎをやるらしい。

バスには10人程の乗客が乗っていたが、皆バスから降りて、することもなく、バスの外でどこかからかやってくる搬送車を待っている。乗客の内の5-6人はラオスの学生で、正月休みを利用して雲南へ旅行に来ていたようだ。普通のラオス人は大体がタイ語が通じるが、大学生なら猶更通じる。話し掛けると案の定、珍しがって話し掛けて来た。こうした明るく、分け隔てない性格はタイ人に似ている。タイ人とラオス人は同一種族だとみられるのもこうした性格や言語なども影響しているだろう。

フレンドリーな彼等と話を交わすことによって、この無意味な時間調整も退屈せずに過ぎて行った。暫らく待っていると荷物を山積みした小型トラックがやってきて、満載の荷物をバスの中に移動する。乗客が少ないので、後部座席の人を前方に移動させ、空いた後ろの座席に「ギッシリ」積み込む。座席だけでは足りず、バスの屋根の上まで持ち上げて固定する。全くこれは路線バスというよりか、貨客バスだ。前の方で乗客が小さくなっている。


1時間程時間をかけて積み替え作業を終えたバスは、最大積載重量の何倍もの貨物を積んで、最初の内はヨタヨタと走り出したが、その内運転にも慣れたのか、来た時と同じようなスピードで国境のゲートに向けてスピードを上げていく。走行する車の数も少なく、こうした過積載でも事故はないのだろう。袖の下の社会、既定のルートから外れた所で貨物を積んでも、事故さえ起こさななければ、見て見ぬ振りをするのだろう。それが現在の中国の負の部分かも知れないが・・。
 
 
 
 
荷物の搬入を待っている間に知り合ったラオスの学生達と。
 
 
 
入り切れない荷物をこうして窓から無理に押し込んでいる。
 
 
 
休んでいる間、おやつを買うラオス人学生。
 
 
 
満載の荷物を載せてバスは走り出す。貨物で前が見えない。
 
 
 
後部座席は天井まで届く貨物で一杯だ。
 
 
 
 
バスの中でこんな通行証のようなものを渡される。