ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(90)勐腊(メンラ)からラオス国境までの田園風景。

約1時間の貨物積み込みの後、バスは国境に向けて走り出した。
 
 
 
雲南の山々に霧がかかっている。
 
 
 
山間の天気は変わりやすい。
 
 
 
今朝の太陽は霧に隠れている。
 
 
 
山間を通り抜けると、開けた平野部に出る。
 
 
 
ああ、良く手入れされた農地だ。
 
 
 
ああ、バナナのプランテーションだ。
 
 
 
 
 
 
勐腊(メンラ)バスターミナルを出た直後の1時間程の貨物積み荷作業は全くの想定外だったが、こうしたこと、違法行為か脱法行為には当たるだろうが、堂々とまかり通る所が中国で、バスに余裕があって、積めるスペースがあるんだったら、安い料金で積んでしまえ、といった合理的な精神の発露かも知れない。

最初危なっかしく思えたバスの走行も、郊外に出ると一昨日この町へ来た時と同じようなスピードで国境を目指す。国境までは約50キロ、道路も綺麗に舗装あれていて、交通渋滞もなく、殆ど快適なバスの旅だ。車内からの視界は残念ながら山積みされた貨物で妨げられるが、座席横の窓からは外の景色も見ることができる。

バスターミナルの観光マップにも出ていたが、僅かこの50キロの道のりの間にも5つ6つの集落があり、その内の大き目の集落にはバスも町の中まで入って行き、その集落の中で2-3か所停車し、乗客を乗せたりしている。集落と言っても、日本で言えば、ちょっとした大きな町、人口の少なめの市と言った感じの街で、通りも賑やかだし、日本の寒村とは全く違うイメージだ。町全体に貧乏くさい所は見られない。

時々バスはそうした集落に入り込んだりするが、行程の大半は良く耕された田園だ。プランテーションと言っても良い程の広大な面積に単一作物を栽培している。トウモロコシだったり、バナナだったり、パイナップルと。山間にはお茶の畑もある。南方の且つ山間の気候を存分に生かした栽培法だ。

一昨日見たラオス側の自然農法、自然栽培と言えるような畑地とは大違いだ。ラオスの集落が貧しく、中国の集落はどこも豊かな家並みが続いている、というのは、こうした処の違いの積み重ねだろう。中央、又は省政府の指導が良いのかも知れない。中国のことだから、当然日本の農協組織なようなものがあって、各農家を個別指導しているのだろう。そうした方向性、目的の元に国民は所得を倍増し、豊かな生活を享受する。70年前の半植民地国家から今は世界をリードするGNP世界第2位の国になっている。この豊かな農地も中国の奇跡の一つに数えても良いだろう。
 
 
 
 
これは何の栽培だろう・・。オクラか?
 
 
 
何の栽培か、ハウス栽培もやっている。
 
 
 
バナナの一房一房に袋を被せている。丁寧な仕事だ。
 
 
 
 
ああ、これはゴム林か??
 
 
 
お茶も栽培されている!
 
 
 
又山間部に差し掛かった。
 
 
 
雲南の山、遥かなり・・・