例年２月で思い浮かぶのは２．２６．事件。赤坂駐屯地を出た反乱将兵が雪の中を行軍する様が思い浮かぶ。
１９４１年１２月８日の日米開戦の日は誰でも知っているが、明治の戦争は遠く忘れ去られている。
昨日もタイの強かさについてブログに書いたが、この開戦に先だって、小村寿太郎は在京１６カ国の公使を呼んで、ロシアとの国交断絶を通知したが、この１６カ国の中にシャムが入っている。シャム以外の非欧米国は清、韓国、メキシコ、チリに過ぎないが、他のアジア中近東諸国、豪州やカナダ、ＮＺも加え、皆植民地であったから、東京には公使館など設置されていなかった。
アジアの大半の国が欧米列強の植民地とされる中にあって、シャムのみ独立を保ち、日本に公使館を設置するなど、改めてタイの強かさを感じた。
日露戦争に勝利した結果、その後の日本の針路を誤った、とも言われている。確かに軍部主導で，底の見えない中国大陸の泥沼に足を取られ、結果、日本と日本人、関連国人を奈落の底に落としたのだから、政治指導者の責任は重大と言える。
日本人は日米開戦記念日を記憶すると同じように、近代日本の歩みの中で、この日露開戦記念日も記憶の中に留めて置いて然るべきだろう。
１日天気が悪く、散歩する気分になれず。カロリー消費も少なく、健康には良くない。庭の水仙、小梅も花を付けている。
