ちゃおチャオブログ

日々の連続

ベトナム「ガックリ」旅行記(18)雨のハノイ着。

南寧ーハノイ間のチケット。ハノイは「越南河内」と印刷されている。
イメージ 1



チケット代、168元の中には、太平洋保険の交通事故傷害保険も含まれている。Accidenntとは中国では「意外」と言うらしい。
イメージ 2



ベトナムへ入るとこのような間口が狭く、奥行きの極端に長い建物が主流となる。
イメージ 3



街中では、こんな風に重なり合って、建っている。
イメージ 4       



高層ビルも同じように細長い。
イメージ 5




今日は朝8時前に南寧のバスターミナルを出発し、ほぼ1日掛けて漸くハノイに到着した。道路事情は、中国とベトナムとではこれ程違うかと思い知らされた。中国では日本と変わらない両側4車線の高速道路がずっと続いていたが、ベトナムに入った途端、一般道になる。中国国内を走っていた時には、海抜がそれ程高いとは思えなかったが、友誼関を通過し、ベトナム国内に入った途端、道路はどんどん下って行くので、標高差は500m以上はあるかも知れない。丁度ラオスとの国境ラオバオを通過した直後、凄い坂を下り降りたことを思い出す。ラオス国内を走っていた間は、それ程高い標高とは思えなかったが、道路の急激な落ち込みには驚かされた。ベトナムは矢張り海に面した海抜数十mの土地なのだ。

平坦道に出ると、そこはもう田園地帯。米作の田圃が続いている。道路の隣に線路があるが、今でも使用されているのかどうかは分からない。列車をついぞ見ることはなかった。中国の住宅を見ていて、日本とはそれ程変わらず違和感を持たなかったが、ベトナムの住宅は特徴的だ。要は、「ウナギの寝床」。京都にもそうした建築様式が定着しているが、入口の間口に対し、奥行きが極端に長い。それは2階建ての個人住宅でも、4階建てのアパートでも変わらない。間口1間か2間に対し、奥行きが4間、5間と極端に長く、街中ではそうしたビルが連続している。アジアを何カ国か旅行してきているが、こうした面白い建て方を見るのはベトナム以外になかった。

ハノイに着いたのが5時過ぎ。市内のどこに下ろされたのかは定かに分からないが、手中であることは間違いない。ホテルまでは歩いて行けない距離とは思えないが、小雨も降っているし、呼び込みのタクシーも煩く、乗って行くことにした。歩いても10分も掛からないような距離をグルグル似たような場所を往復し、メーターがどんどん嵩む。雲助タクシーだ。ホテルの名前を言っても、「OK,OK」というだけで、相変わらず行ったり来たりを繰り返す。ついには、「ホアンキアム!」と言って、見慣れた街区に差し掛かったので、そこで降りて、歩いて行くことにした。何のことはない。最初から歩いてきても、似たような距離だった。まあ、22万ドン、500円程度のはした金だ、持って行け!

漸く旧市街のDiscovery Hotelに到着。スーツケースの中からスマフォを取り出し、写真を撮ることが出来るようになる。小雨が降っていて、最初に来た時の夜のようには、人々が道路に溢れて、腰の低い椅子に腰かけて、道路の半分程も占領している情景は流石に今日は見られないが、それでも、どこの店も人で一杯だ。観光客はこの一角に集中しているようだ。左腕を失くした父親が幼い娘を二人を連れて食事に来ていたが、当方も食べきれない料理、生春巻きなどを子供に食べさせようとし、子供達もその気持ちでいたが、父親が子供厳しく叱り、結局写真だけを撮らせてもらって、親子とは別れた。何か、昔の日本を見ているようだった。 



最初にハノイに来た夜は、道路が人で溢れていたが、今晩は雨で、皆、屋根の下で食事している。
イメージ 6



ベトナム人は元気で賑やかだ。
イメージ 7



ホテル近くの食堂での夕食。ビールが安いのが助かる。中サイズの生ビールが1杯30円!
イメージ 8



ベトナム料理も悪くはない。
イメージ 9



隣りで食べていた父子。子供写真を撮らせてもらう。
イメージ 10