ちゃおチャオブログ

日々の連続

ニュージーランドの1週間(9)テカポ湖畔にて。

国道から湖畔の沿って走り、テカポの湖畔の町に向かう。
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ホテルとか土産店、別荘など数百棟の建物が湖に沿って点在している。
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 ああ、「善き羊飼いの教会」が正面に見える。
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ここからのテカポ湖の眺めは最高だ。
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言葉で表現できない純粋な色をした湖だ。
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教会に行って見る。
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戦前、海岸線から遠く離れたこの地までやってきた入植者達は、湖畔の石を集め教会を建てた。湖を正面にするこの教会は、バルるの頃、多くの日本人がやってきて、ここで挙式を上げたとのこと。
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ニュージーランドの行政については詳しくは知らないが、島は南北2島に分かれていて、その大きさは、北海道を除いた日本の広さより少し小さい位。この国土に人口が約450万人、神奈川県の約半分、今回ツアーの参加者、静岡県よりも少ない人口だ。人口密度は日本の5%にも満たない。だから、この国では人の数よりも羊の数の方が多い、と言われているが、ちなみに、羊の頭数は、嘗ては7000万~8000万頭飼育されていだが、現在は3000万~4000万頭と、最盛期の半分程度に減っているようだ。矢張りこの国でも日本同様に、経済的事情、後継者問題等が背景にあるのかも知れない。

行政に関しては、日本のように県とか郡の単位はなく、ある一定の地方をエリア(Area)と呼ぶようである。これは豪州のような「州」とか英国の「Province」とは異なって、単にその地方を表す総評であって、日本で言えば「東北地方」、「中部地方」のような「地方」を意味していて、そこには当然ながら「県知事、郡長」のような長官は存在しない。南島には幾つかのエリアが存在し、午前中観光して来たCHCHは「カンタベリーエリア」に属している。

さて、我々はCHCHからは国道1号線をずっと南下し、途中の土産物店でのトイレ休憩のあったGeraldine市からは1号線を離れ内陸部に進み、標高800m程の低い峠を越すと今度は「オタゴ地方」(Central Otago)に入り込む。その最初の町が嘗てヒラリー卿が住んでいた「Fairlie」で、こじんまりした平和そのものの集落であるが、そこを通り過ぎると、もう牧草地を見ることも希で、荒涼たる原野が続く。

更に一山越えた先が再び平坦部になり、前方に湖が見え、更に進むと右手に湖が広がり、そこを迂回するようにしてバスが停車した目の前に、全く透き通った、濃いサファイアのような色合いの湖が広がっていた。テカポ湖だ。氷河の水が育んだ湖、それは混じりけのない、済んだ紺碧の色をしていた。人工的には作りえない天然自然の色合いだった。その畔に一件の石組の教会が建っている。そこが色々な観光ガイドブックにも出てくる「善き羊飼いの教会」だ。この窓辺から眺めるテカポ湖は、奥行き深く前方に霞み、更にその先に白き氷河の峰々が頭を覗かせていた。Mt.クックに連なる峰々だ。




教会の前での記念写真。
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教会をバックに。
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全員並んでの記念撮影。
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教会の中での撮影は禁止だが、入らないで、入口からの撮影は可とのこと。
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最後に又この絶景を眺める。
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遠方の山は残雪ではなく、氷河だ。
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ああ、実に良い景色を眺めることができた。
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