ちゃおチャオブログ

日々の連続

「ニュージーランド『激動』の1週間」(33)子羊への乳やり。

羊のショーが終わると裏の牧場に回り、実際の羊との戯れが行われる。
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向こうの山裾までこの牧場主の所有とのこと。
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これから遠くに散らばっている羊を牧羊犬を使って集めるショーを行う。
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これがこの牧場の牧羊犬。賢くて大人しい。
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さて、牧場主の口笛一つで、犬はこの広大な牧場を走り回り、羊を集めて群にする。
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羊は犬に追い立てられ、柵の方に近づいてくる。
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これは子羊の群だ。
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毛の色が違っているのは、皆違う種類の羊だ。
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英語が充分分かる訳ではないが、牧場主の面白い仕草でもって、羊の毛、羊毛を刈り取るショーが終わったが、考えてみれば、人間の散髪も同じで、昔は床屋が手動バリカンでチョキチョキ切っていたように、昔はこの羊毛も大きな二枚ハサミで刈り取っていたが、今は電動のハンドバリカンで、流れるように刈り取られていく。羊もあっという間に丸裸にされてしまった。

このショーが終わってもまだお昼には時間が早い。順番からすると食事を終えた後、羊牧場で羊と遊ぶことになっていたが、順番を替えて、先に羊牧場へ行くことになった。と言っても、このステージの直ぐ裏が広々とした羊牧場で、先のステージの牧場主の案内で、羊牧場に出た。彼は、この農場のオーナーでもあるし、牧童でもある。この広大な牧場、はるか先の小山の裾までが彼の牧場で、代々引き継ぎ、彼で3代目とのことだが、この土地に生まれ、育ち、生まれながらにして牛馬、羊と生活を共にしてきたに違いない。

口に咥えた笛、これが牧童の使用する口笛だと思うが、ピー、と鳴らすと、何匹かいる牧羊犬はすぐさまその笛の音に反応し、牧場内の遥か先まですっ飛んで行って、犬同士がお互い連携し、バラバラに草を食んでいた羊の群れを一纏めにし、次の笛の音でそれ等の群を当方等の見ている柵の近くまで、追い立てて来る。羊と人と犬の関係。ヘブライの古書にも出ている位だから、もう3000年、4000年も昔から連綿と引き継がれてきた一番古い相互関係かも知れない。山村さんの話では、地球上の動物の中で羊の種類が一番多く、犬や猫が精々100~200種類、人間が多いと言っても、300人種もない中で、羊に関しては、驚くなかれ、1000種類以上のバラエテイがあるとのこと。・・当方が知っているのはメリノ種ぐらいだが・・

子羊にミルクを飲ませるサービスもある。子供の羊がメー、メー鳴いて近寄って来る。鳴き声が可愛いし、こんな子供でも人の姿を見れば、ミルクをくれるもの、刷り込みされているようだ。哺乳瓶よりも大きなミルク瓶をチューチュー吸ってミルクを飲み干す。可愛いものだ。羊の毛は剛毛とも言われる。こんな赤ちゃん羊でも、毛を撫でてみると、立派な剛毛だった。

伊豆の実家では、牧羊犬の一種、シェットランド・シープドッグを飼っていたが、躾が余り出来ていなかったのか、人の姿を見ると良く吠えたり、じゃれたりしていたが、ここの牧羊犬は種類が違うのか、必要な時、即ち、羊を追い立てる時以外には吠えるようなこともせず、我々旅行者にも従順に接し、「お座り」など命ずると、その場に腰を下ろすような仕草もしていた。日本語が理解できるとも思えないが、賢いシープドッグは、その場の雰囲気で、ご主人が何を命じているのか、理解できるのかも知れない。犬好きの姉夫婦は、自宅でも2匹の犬を飼っているが、この大人しい牧羊犬との戯れを心から楽しんでいるようだった。



子供でもかなりの剛毛。
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さて、赤ちゃん羊にミルクを飲ませてやる。
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羊も大人しく、ゴクゴクミルクを飲んでいる。
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ミルクと言っても羊乳だが。
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メーメー鳴いて、可愛い子羊だ。
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牧羊犬も大人しい。
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何の種類の犬だろう。良く人のいう事を聞きわける。
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沼津のパパも随分楽しそうにしていた。
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