７年前、石原都知事の鳴り物入りでスタートした新銀行東京。都が銀行を側面から援助するなら分かるが、都自身が銀行経営に乗り出す、と聞いて、当時驚いたが、結局、上手く行かず、破綻は免れたが、八千代銀行等の傘下に株式交換の方式で組み入れられることになった。
当初の資本金１０００億円は既に無く、追加出資の４００億円が、回収できるかどうか、の状況である。
７年間で、この１０００億はどこに消えたのか？ いや、７年間は通算で、初期の２－３年で、既に消えてしまっている。殆ど、訳の分からない処、連中につかみ取りされたのかの如く、泡のように消えてしまった。中には、実際に銀行融資に困っていた中小企業もいただろうが、それ以上に、いや、大半以上は、この美味しい話に寄って来た、魑魅魍魎の連中だ。
訳の分からない会社を作り、融資を受け、１０００億の大半を山分けし、会社を潰し、返済に応じない。又、衣替えして別の会社を作り、融資を受け、返済不能を繰り返す。１０００億円など瞬く間に、どこかへ消えてしまった。その原資は、すべて我々都民の税金であり、不当に搾取された。
これを発案し、推進した前知事石原の責任は重大だ。この１０００億円の損失に関し、誰がどういう責任を負い、負担をするか、厳密な検証が必要だろう。
今度の新国立競技場問題にしてもそうだ。石原都政の下、訳の分からないイラン人女性建築家に莫大な設計料を支払い、採用したが、現実性の希薄な設計図で、にっちもさっちも行かない。こんな無駄な費用を誰が認めたのか。杜撰の極みだ。
錦織、全仏オープン２回戦突破。第１ゲームは押される場面もあり、ハラハラし通しだったが、結果的には３－０で相手、ブラジル選手、ランキング４０位を下し、３回戦に進んだ。取り敢えずは、順調な滑り出しだ。
