ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.21.(火・晴れ)東芝・大本営発表。二人の日和見主義者。税務署。栃煌山。

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東芝が過去何年も粉飾決算を繰り返し、合計すると1500億円を超える利益の水増し計上があった、とのニュースは国内問題を越えて、世界に広がっている。日本を代表する企業のインチキ決算、日本人が韓国企業の目くそ鼻くそをあげつらう以前に、日本全体の大企業が、東芝と同じような目で、世界の中ら見られることになる。一企業の倫理を越えて、影響は大きい。

東芝と言ったら、30-40年程前、東芝メソッド、という目標管理プログラムを考案し、各企業が右に倣え、東芝に習え、で、このメソッドを取り入れ、企業研修などに役立てていたが、当方などは、当初から胡散臭い思いで見ていた。目標をどこに設定するかで、簡単に達成することも出来るし、目標が高ければそれは困難になる。人為的な要素が多く、自然の流れとは思えなかった。

今回東芝が問題になったのは、その目標を社長命令、高いバーに設定し、未達は許されない、との企業風土の中で、恰も達成できたかのようなインチキが横行していた、とのことである。

これは全く戦前の旧軍、大本営発表と同じ構造で、戦果を過大に発表したり、国民を騙す形で、捏造事実、虚報を事実のごとく発表し、国をミスリードして行ったが、東芝は、対象が国民から、株主、投資家、金融庁、経企庁、等に変わったに過ぎない。やっていることは戦前の大本営発表、欺瞞や騙しの連続にことならない。
エスティングハウス、GE原子力部門等を買収する位大きな大会社の経営者が、こんなお粗末な詐欺商法を行っていたのだから、厳正な刑事罰が下されなければならない。中小の零細企業が苦し紛れに行った犯罪とは、根本的に異なる。確信犯だ。


東芝同様、みっともない二人の政治家がお粗末な醜態を晒している。先ず最初に舛添。総理が新競技場問題に一石を投じ、白紙に戻して以降、急に元気になって、自身のツイッター、FBなどでいろいろ発信しているようだが、本来、総理が動く前に、自身が信念を持って、本問題に取り組むべきだったのに、森氏の前でペコペコしていたみっともない姿は都民の多くがテレビで見ている。今更、何をかいわんや、だ。
典型的な日和見主義者で、信念と言うものがない。情けない。早く都知事を辞めなさい。

更に酷いには森氏。もう完全に痴呆症になったのではないか、とのカメレオン振りだ。白紙撤回の数日前の札幌での講演で、ザハ案の競技場を作ることにより、100年先までレジェンドとして残されるものだ、2500億、3000億など、みみっちいことを言うべきでない、と大風呂敷を広げていて、舛添、文科大臣始め、はれ物に触るように誰も何も意見具申できなかったが、安倍総理との直接面談で、即座に白紙撤回に同意したが、今日になったら、又、飛んでもないことを言っている。
曰く、オリンピック組織委員会は、競技場建設には、一切の権限は無く、それは国と都が決めることであって、委員会としては何も要望はしていないし、単に、出来上がった競技場を、選手が気持ち良く使用できるように願っているだけだ、と、以前の混乱ぶりを知っている者にとっては、腰を抜かすような記者会見を行っている。
自分が諸悪の根源のごとく非難されるのは当たっていない、迷惑している、当事者ではない! と。
いやはや、もうこのお方には、何もいう事は無い。
しかも、白紙撤回された二日後のBSフジの生出演では、自分は最初からザハ案には違和感を持っていた、好きではなかった、と言いつつも、オリンピックに2兆、3兆もかかる中で、2500億円程度は小遣い程度だ、と捨て台詞を言っている。自民党内、野党の議員は、何故こうした傍若無人の発言を咎めないのか!
10数年前の沖縄サミットでは、中々良いことをしてくれる、と高く評価はしていたが、中身がこんな程度で、お粗末だったとは・・。それとも、この10年の間に、痴呆症、脳軟化症でも進んできたのか?

東芝同様、自分の発言に責任を持たない、持てない政治家は今の日本には不用だ。舛添はまだしも都の代表だから良いとしても、森氏は日本を代表するオリンピック組織委員長だ。今度の30日にはクアラルンプール会議にも日本代表として出席する。本人が体調不良等で、自発的に出席を見合わせないなら、政府なり遠藤担当大臣は、何かの理由を付けて阻止すべきだ。日本のプラスには全くならない。又、1日も早く、重要なポジションからの辞職を勧告すべきだ。


午後から武蔵野税務署。前回提出の決算書の修正だが、矢張り、一度では用事が済まない。再度出直しで戻る。
戻った直後、栃煌山―白鳳戦。見事に白鳳をはたき落とし、昨日の鶴竜に続き、二日連続の大金星。良くやった栃煌山! 唯一、日本人力士の心意気を感じさせる。このまま行って、優勝を狙え!


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