ちゃおチャオブログ

日々の連続

ルソン山紀行(61)パグサンハン川休憩所。

町を出て1時間程すると、途中の休憩所で一休みとなる。
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本当の休憩所で、何もない。
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約30分、ここで骨休みする。
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勿論、自販機とか売店は無いが、バーベキューの香しい臭いが漂って来る。
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バーベキューを食べながら、同乗の日本人夫妻に挨拶。田中さんとか山口さんと名乗っていた。
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パグサンハンの町から川を遡って、上流の滝までは凡そ10キロ位か。途中に休憩所があり、そこで30分程の休憩時間を含め、合計では凡そ2時間程の川上りだ。深い瀞よりは浅瀬の急流が多く、その都度船頭はボートから下りて、乗客が乗ったままの船を持ち上げたり、上流へ押し上げたりするのだが、彼等の疲労度を考えたら、この遡上の途中で休憩所は必要だ。又、固い座席に座ったままの乗客にとっても、途中の屈伸は必要だろう。

町の橋の袂の横から出たボートは凡そ1時間程遡上した後に休憩所に着いた。ここで30分程の休みを取る。海の家のような川の家で、豚肉を焼くバーベキューがあるだけで、本当に何も無い。豚肉バーベキューも1本50ペソで約150円。缶ビールも同様に50ペソ。煩わしいお釣りが出ないように、単純明快に何でも50としているのだろう。日本の100円ショップではないが、ここでは50ペソ休憩店だ。

お腹もそれ程空いてはいないが、付き合いにビールとバーベキュー1本だけ買って食べる。丁度この機会に日本人夫婦に挨拶をする。ご主人は岐阜の方の出身と言っていた。名前もポピュラーで、田中とか山口、その辺に普通にいそうな名前だったが、メモしなくて、忘れてしまった。このラグーナ州に住み着いて10数年になるという。それもそうだろう、上の男の子はもう既に10歳は越えている。フィリピン女性を呼び寄せて日本で暮らすよりは、自身がフィリピンに移住して、嫁さんの実家近くで生活した方が、お互い何かと都合が良いだろう。年金も日本にいるよりは潤沢に使用できる。何不自由ない生活ぶりに、羨ましさも覚えた。

さて、休憩所での一休みの後、残り後半の川上り。再び激しい船頭の舟上げ。ジャブジャブ川を渡渉し、グングン引っ張り上げる。フィリピン苦力(クーリー)の本領発揮だ。フィリピン人はバイタリティがある。再び水量豊富な川面に出て、暫らく進むと、前方から爆音の様な音が響いてくる。ああ、間もなく瀑布だ。滝の飛沫が滝つぼに叩きつけられている爆音に違いない。




休憩所周辺の渓谷。
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記念に写真を1枚。
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休憩所をバックにもう1枚。
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残り30分程、再び滝に向かう。
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ああ、見えた、轟音と共に前方に滝が現れた。
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