ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(44)公園での朝の気功と朝粥。

湖面の見える奥の山門からは少し回り道をして入り口の大山門に向かった。ここにも養根を垂らした大木が植えられている。
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ああ、この構図はモネの水蓮の図に似ていなくもない。
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ホテル前の正面山門まで戻ってくると、広場では大勢の人が朝の気功をしているようだ。
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中国では、どこへ行って公園ではもこうした気功のグループが何人かいる。
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ああ、これは珍しい。剣術か棒術のような剣を持っている。
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さて、ホテル横の食堂にやってきた。
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昨日は夕方近くで、ホテルにチェックイン後、直ぐ目の前にあるこの公園にやってきたが、園内にあるキオスクや売店は既に店じまいを始めていて、3番目の山門の所までやってきたのだが、目の前の湖を眺めてそのままUターンして戻った。戻る途中にイベント広場で国際食の祭典が行われていて、台湾屋台の小皿を食べて小腹を満たしたが、今朝は充分時間がある。真っすぐホテル横の食堂に戻ることもない。少しぶらぶら回り道をして戻ることにしよう。

昨日は気が付かなかったが、湖を源流として小さな小川が流れ出ていて、人工的に掘削したのか、小川には瀞のような深みも作られていて、そこには沢山の鯉が遊弋している。人間にさらわれたり持って行かれる心配もなさそうに、安心し切って泳いでいるようだ。この渓流の先にはちょっとした沼などもあり、モネの水蓮の絵にあるような石橋も作られている。中国人は歴史的に文芸、藝術を好む人種で、経済的に余裕が出てくれば、こうした余分な部分にお金をかけることも厭わない。日本の平板な公園よりか、余程か奥行きも深い。

幹線道路に面した正面の山門の前は大きな広場になっていて、昨日も大勢の人が行き来していたが、今朝はその広場の一部が気功のグループによって占領されている。中国では、華北南東北地方、どこへ行っても朝の公園にはこうした気功のグループやら太極拳、単なる体操グループ等々、数人数十人でグループを作って健康運動に励んでいる。日本では殆ど見られない光景だ。

もう30年以上も前になるが、北京に行った時、その頃はまだ自転車が主流だったが、ウンカのような自転車の車列が幅広の自転車専用道を走り抜ける中、朝の景山へ行ったことがあった。景山は故宮のすぐ後ろにある小山で、その高台から眼下の故宮をパノラマ俯瞰的に眺めるのが目的だった。当時この公園では入園料を取っていて、確か2角か3角、日本円にしたら5円程度だったが、朝早くから大勢の人が入園料を支払って入っていく。皆山に登って、眼下の故宮を眺めるのだろうかと、不審に思って後をついて入園したが、人々は山には登らず、麓のかなり大きな広場に集まっていく。当方、一人で山に向かったが、その内、大きな音楽がスピーカーから流れ、下を見ると、数百人の男女がその広場で、体操なのか気功なのか、音楽に合わせ身体を動かしている。ああ、日本にも夏休みには朝のラジオ体操があるが、ここのは、それよりもはるかに規模の大きい大人数で、山の上から見ていても創刊だった。結局、自分が見晴らし台から故宮を眺め、山を下り降りてきた時も、広場の人々は、入れ替わり立ち代わり、参加メンバーが入れ替わって、その気功のようなことを繰り広げていた。何と健康熱心な市民だ・・。

圓名新園正面の大山門の前で繰り広げられている気功なのか剣劇なのか、何人かのグループの団舞を見ていて、30数年前の北京の景山を思い出した。そうした元気に舞っている人々の横を取り抜け、ホテル横の食堂へ行き、漸く朝食を食べることにした。お粥がこの店の名物らしく、大半の客がお粥を啜っていた。当方も、それにした。



ここの第一はお粥のようだ。皆さんお粥を注文している。
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当方も皆に倣ってお粥を注文。具が沢山入っているお粥をお願いしたら、確かに具沢山だった。
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一旦ホテルに戻り一休みしようと思ったら、テレビが不良で、フロントに言って、直してもらう。
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中国のお金、元、も記念に撮っておこう。
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紙幣の最大が100元。約2000円から2500円。
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これはコイン。札もコインも昔と比べ、随分綺麗になっている。
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