トンネルを出た後も渋滞は解消されていない。香港島内では慢性的なことかも知れない。
トンネルを出た直ぐのところに墓地がある。キリスト教の墓地だ。
白人だけでなく、中には中国人も改宗しているかも知れない。
銅鑼湾の市街地に入ってきた。
ここも又高層ビルの林立だ。
買い物からエンターテイメントまで何でも揃っている。
アバディーンのヨットハーバー前のバスターミナルから乗車したバスは、ビクトリアピークの下をくり抜いたトンネルに差し掛かる直前、又渋滞に巻き込まれたが、トンネル内は換気が十分働いていて、排気ガスの臭さは余り感じない。香港は既に先進国だから、こうした規制も行き届いているのだろう。トンネルを抜けると香港中心部の銅鑼湾だ。ここからバスは高速を降りて一般道を走行する。銅鑼湾は香港で最初に開けた中心街。新宿と渋谷、浅草を一緒にしたようなにぎやかな場所だ。乗客の大半はここで下車し、自分も一緒にバスを降りる。バスはこの先セントラルまで向かうが、乗り続けている人はごく僅かだ。
銅鑼湾、Causeway Bay,昔はここに大型船が着岸し、出航の時には中国船特有の大きな銅鑼を鳴らして港を出ていったが、ここの地名は、多分その当時の銅鑼の音から名づけられたものだろう。バスを降り、銅鑼湾の雑踏の中を人ごみに紛れて歩く。こうして言葉も交わさず、黙って人々と一緒に歩いていれば、自分もどこから見ても中国人と思われるかも知れない。デパートやファーストフード店、小売店やらゲームセンターと、高級から庶民、低級まで、あらゆる階層が買い物ができ、楽しめるショップやアミューズメントが揃っている。ここは昔からこんな感じの賑やかな場所だった。
通りを少し歩くが、お腹もまだ空いてなく、一旦ホテルに戻って、近くで夕食を食べることにし、ここからセントラルまでは歩いても直ぐで、ビルとビルを結ぶ空中廊下を歩き、フェリー乗り場に向かった。空中廊下は丁度2階建てバスの2階部分の高さであり、2階席の乗客の目と目が合う位のすれすれの場所を通過したりして、香港でなければ見られない面白い光景もあった。香港島では、この銅鑼湾散歩を最後にして、九龍サイドに戻ることにした。
銅鑼湾で下車し、市街地を歩く。
賑やかな町だ。
新宿渋谷浅草が一緒になったようなにぎやかな街だ。
空中歩道を歩いて、フェリー乗り場まで向かう。
香港島では2階建てバスが数多く走っている。
歩道と同じ高さで、バスの2階の乗客と目が合ったりする。
さてもう間もなくフェリー乗り場だ。