ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(53)ロサ・モタの孔雀。

段丘テラスを眺め、ドウロ川の向こうのポルト市街地を眺め、ホテルに戻ることにした。日本と同じような花が咲いている。
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ああ、これも又日本で見られる花だ。
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ロサ・モタから大通りに戻る途中、路上に珍しい鳥がいた。
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ああ、これは孔雀だ!
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優雅に、悠然とあちこち動き回っている。
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あれ、何だろう?? 変わった形の鳥がいる。鶏、山鳥にしては大き過ぎるし、ダチョウにしたら綺麗過ぎる。ロサ・モタの裏側のドウロ川を見下ろす河岸段丘の上から、綺麗に手入れされた段丘テラスの庭を眺めたり、遠くドウロ川の向こうの街並みを見たりして、ホテルに引き返すべく円形球戯場の横を歩いていると、前方に見慣れない大きな鳥が路上を歩いている。近寄ってみる。あ、クジャクだ! 孔雀がこんな場所にいる!

最初はどこか近くの遊園地か動物園から逃げ出してきたのかも思ったが、それにしても孔雀は悠然と歩いている。人を恐れる風もなく、逃げ惑うこともない。当方の存在など我関せず、の面持ちで、路上の子虫を啄んだりしている。こんな間近で、逃げ出しもしないクジャクを見るのは初めてだ。・・そうか、そうだったのか・・、この孔雀は、ここで放し飼いにされていたんだ。孔雀を襲う動物、猫や犬、人もいないので、孔雀は何も恐れることなく、悠然としていたのだ。

去年の春先、友人の吉さんと成都を旅行し、そこにあるパンダ飼育園で、大きな孔雀が小屋の屋根の上で羽ばたいていて、大変珍しく、写真を撮ろうと思ったら、どこかへ雲隠れして姿を消してしまい、上手に撮れなかったが、放し飼いの孔雀はその時以来だ。インドも数回旅行したが、本国インドでも放し飼いの孔雀を見たことはなく、単に羽根だけをお土産に持ち帰ったが、ここでは本当に羽根に触っても逃げない位に近づくこともできた。似たようなアングルの似たような写真だが、何枚も摂ることができた。ロサ・モタはポルトガルで有名な陸上選手で、彼女の名前を取って、こんな立派な競技場が作られているが、何故かこの孔雀は気品があって堂々としていて、彼女の再来かとも思わせるものがあった。

このロサ・モタ、即ちクリスタル宮庭園は名前の通り、この緑のドーム型競技場以外にも公園や広場、図書館、礼拝場などもあるのだが、それ等を見て回ったら午前中一杯はかかりそうだ。残念ながら孔雀の写真だけを撮って、ホテルに戻ることにした。この町は市電が良く発達している。帰りは市電に乗ってゴメス広場まで戻ることにしよう。



孔雀! 綺麗で高貴な鳥だ。
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こんな間近で孔雀を見れるとは!
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放し飼いをされているのか、人を恐れない。
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ロサ・モタで、最後に良いものを見た。
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さあ、もうホテルに引き返そう。
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