ちゃおチャオブログ

日々の連続

11.11.(土・晴れ)野川。孤道。

イメージ 1



日本ではそれ程でもないが、この1並びの日、11月11日は世界のあちこちの国で記念の行事があるようだ。特に中国では、この日を独身の日として祝う行事があり、すごいプレゼント合戦が行われるようだ。通販王手アリババなど、この日1日で2兆円を超える売り上げがあるという。驚くなかれ2兆円! トヨタの1年間の売り上げの1割近くを僅か1日で稼ぎ出すとは! 恐ろしい国だ。底知れない国だ。

午前中雨との予報が外れ、朝から秋晴れ。所在なく内田康夫の最後の小説、「孤道」を読む。これは2年前、毎日新聞で連載されていたのだが、内田が脳梗塞で倒れ、左半身不随になって、絶筆となったものである。絶筆と言えば30年程前、新田次郎が同じく毎日新聞に「孤愁」を連載中であったが、突然の死に見舞われ、絶筆となったものだが、今回の内田氏、急死を免れたものの、もう83歳、回復したとしても、継続は難しいと思ったのか、継続を一般に公募することになった。どんな人がどんな内容の完結編を書くのか楽しみであるが、発表は来年の4月末。それまで内田さん、元気でいてくれるか・・。
同じ毎日新聞、同じく「孤」の付いた題名で、二人とも絶筆になった偶然性はあるが、新田さんには立派な息子さん藤原さんがいて、10年後に後半部分を仕上げてくれたが、内田氏の場合、美人の奥さん早坂真紀さんとの間には子供がおらず、莫大な財産はどうなることだろう。浅見光彦ではないが、他人事ながら心配にもなる。
しかし、この「孤道」、熊野古道を題材にしたものだが、いつものことながら、面白い。時間とお金があれば、熊野古道も回ってみたくなった。蟻の道、いつかは一度は行って見たい。

午後から少し野川を歩く。竜胆が相変わらず、綺麗な花を咲かせていた。


イメージ 2