ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(77)シントラを登る。

シントラ駅前から山頂まではシャトルバスで行くことができる。
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駅と山頂王宮との間は専用の道路になっていて、途中にはいろいろ目を惹くホテル等が建っている。
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遊歩道を歩く観光客も多い。
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途中の観光スポットで、バスは数分停車する。
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シントラ山頂が近づいてきた。
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シャトルバスからはは山頂直下のゲートで下ろされ、その後は林間の遊歩道を歩き、山頂まで登る。
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世界遺産シントラは大概のポルトガルツアーに組み込まれていて、リスボンからはバスで1時間程度と近い場所にあり、この先のヨーロッパ大陸最西端のロカ岬と一緒に、この二つをセットにしてロカへの往復の途次、立ち寄るケースが多いようだ。だからポルトガルツアー経験者なら、この山の上の城塞宮殿へ行ったことのある人は多いだろう。

シントラ駅前のバールで昼食を終え、さて山を見上げるとかなり高そうだ。少なくとも午前登ったサンジョルジェの城塞よりは相当に高い。下から見上げても山には樹木が鬱蒼と茂っていて、奥深い深山を思わせる。バールのウエートレスに山への登り方を聞くと、この店の目の前からシャトルバスが出ている、とのこと。成程、道路の反対側にはバス停もあり、数人の客がバスを待っている。食事を終えて、自分もその列の後ろに並ぶ。

シャトルバスはシントラ駅前と山上の王宮とをピストン輸送していて、暫く待つと程なくやってきた。その間、次の電車でやってきた観光客が、わっと押し寄せてきて、列の後ろに並ぶが、とても1台のバスでは運びきれず、後から並んだ乗客は足切りされてしまうが、良くしたもので、自分の乗ったバスが出た直後には、もう次のシャトルバスが、やってきた。

満員のバスに乗って、麓の市街地を抜けると、整備されたリゾート風の道路に出て山頂に向かう。道路の両側には小奇麗なホテルや観光スポット、絶景の場所などあって、道路両側の遊歩道には散歩している人の姿なども見える。これから山頂まで登って行くのか、或いはこの近くのホテルに泊まって、澄んだ空気を吸っているのか、如何にも観光地の風情だ。緑が多く、空気も綺麗で、実際この周辺は高級別荘地になっていて、日本で言えば、丁度軽井沢のような感じかも知れない。高級人種が散歩しているに違いない。

途中、大きなスポットに数分休憩し、ここで約半数の乗客が入れ替わり、麓の駅から凡そ20分程で山頂直下のゲート前に到着する。シャトルバスはここまでで、乗客はゲートで王宮への入場チケットを買い、ここから更にミニシャトルに乗り替えて、山頂案で行くか、林間の小径を歩いて山頂まで行くかを選ぶ。見ていると、多くの人は小道に入って山頂へ向かって行くので、自分も歩いて登ることにした。昨日のコインブラの丘も登ったし、その前のポルトでも街をくまなく歩いた。旅行へ来てから脚力も相当に丈夫になって来た。ここまでバスで来たのだから、山頂まではあと僅かだ。

鬱蒼とした森林の中を登て地区と、前方の頂に城壁が見えてきた。シントラ城だ。日本のお城は直線的だが、こちら欧州の城は、先日のバルセロナのガウディ公園で見たように曲線を多用している。曲線美だ。おとぎ話の絵本の中に出てくるような赤いお城の城壁。シントラ城はどんなふうにお客を迎えるのだろうか・・,空想、想像で胸が膨らんで来る。



かなり鬱蒼とした森林だ。
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樹林の間から城壁が見えてきた。
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山頂のシントラ城だ。
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こちらはムーア人の古城のようだ。
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シントラ城、どんな風に迎えてくれるだろうか・・。

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林の中の日当たりの良い場所には、こんな綺麗な花も咲いていた。
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