ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(88)セビリアの河港へ。

アルカサルの正面に向かうべく、石畳の路地を歩いて行く。
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路地の間から広場の大理石像が見える。
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朝早いのに、アルカサルの正面入り口には既に入場者が列を作っている。
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アルカサルは後回にして、先に川岸を見に行くことにした。
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これは何の木だろう・・。オリーブか??
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セビリアで大聖堂を見て、次に見るべきはアルカサル。大聖堂の向かいはこのアルカサル庭苑からの出口に当たり、その直ぐ手前にはこの街の観光案内インフォセンターがある。観光立国だけあって、日本同様に係員は親切で、資料も豊富だ。外国からお客さんがやってくるのは、この国を富ませ、この街を幸せにする、との意識が身についているようだ。正面入り口はここの反対側にある、とのことで、綺麗に舗装された石畳の道をそちらに向かった。

正面入り口に向かうと、チケットブースの前に長蛇の列。朝の早い時間から皆さん熱心だが、この街で是非見て置きたい場所と言ったら、ここアルカサルと大聖堂で、この街の最大の観光資源ともなっている。この前のコインブラ大聖堂は、入場に時間制限が設けられていて、30分おきの入場で、30分も待つのは面倒で、結局中には入らずに大学の山を下りたが、ここではそうした時間制限はないようだ。だが、待つのも面倒で、先に別の所を見に行くことにした。

この歴史風致地区のほど近い場所に川が流れていて、ここセルビアは大西洋から100キロ程も遡った上流にあるのだが、昔の帆船はこの川を遡上し、更にここから100キロも上流にあるコルドバまで遡上して行った。その川を見ておくことは価値あることだ。この川の周辺を含め、全体が風致地区になっているようで、建物とか歩道なども極力昔のイメージを壊さないように、保全されている。

川はアルカサルから歩いても5-6分の近い場所にある。河岸が綺麗に整備され、遊歩道になっている。観光船が数隻係留されているが、どこまで行くのだろうか・・。この川を下って、大西洋まで出るのだろうか・・。ローマ時代から開けているこの町。ドイツのライン下りのように、この川の両岸にもいろいろな歴史的建造物が残されているのかも知れない。川の前方に丸みを帯びた塔が見える。川を航行する船舶を監視する塔だ。ここでは「黄金の塔」、「Torre Del Oro」と呼ばれている。「Torre」が「塔」で、「Oro」が「黄金」の原語のようなものか・・。



川岸はアルカサルから直ぐ近く。歩いて4-5分の距離にある。この道路の右側が川岸になっている。
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街全体が石畳に覆われ、古い中世の街並みの面影を残している。
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ああ、川岸に出てきた。朝の時間で散歩する人は少ない。
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前方に塔が見える。
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ああ、この塔、船の監視塔だ。「トーレデルオーレ」、「金の塔」。昔は緊迫が施されていたという。
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