ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(117)コルドバからマドリッドへ。

コルドバ駅コンコース内。左右に土産店、雑貨店などがある。
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ホームはコンコースから一段下がった場所にあり、エスカレーターで降りていく。
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先刻買ったマドリッドまでのチケット。マドリッド着は12時20分、66.10ユーロ、約8600円だ。えーと、座席は5号車だ。
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コルドバの郊外もほんの2-3分で過ぎ去っていく。
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乾燥した台地が続く。
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コーヒー1杯でそれ程長居も出来ず、頃合いを見てカフェテリアを出るが、このコルドバ駅には待合室が見当たらない。駅ビルの真ん中を二つに分けるように150m程の幅広のコンコースがあって、左右にチケットセンターやこのカフェテリア、雑貨店、土産店などが並んでいるが、どこにも待合室の案内はない。日本の鉄道は、電車がいつ来ようが、いつでもホームに上がって、ホームのベンチか待合室で電車を待つことができるが、ここでは、ホームに下る箇所に切符確認の入場バーがあり、それは電車の到着5-6分前にならないと開かない。

だから乗客はそのバーが開くまでの間、広いコンコースのあちこちで時間待ちをしていて、そろそろ開門の時間が近づいてくると、このバーの周辺に集まってくる。入場バーがあるのは中国も一緒で、ただ中国の場合は広い待合室が作られていて、入場バー開門のアナウンスがあると、大勢の待合客が一斉にバーの前に集まり、長蛇の列を作っているが、ここスペインでは人口も少なく、乗客も多くないので、バーの前が混雑するということはない。

他の乗客と一緒にバーの前で待っていると、時間になったのか係の駅員がやってきて、バーを上げて入場開始だ。特別アナウンスがある訳ではないので、行き先を間違えると大変なことになるので、チケットを係員に見せる際、改めて「マドリッド?」と確認する。ホームが階下にあるのはセビリアと一緒で、これも中国方式だ。尤も中国の場合、待合室は跨線橋のように線路の上に作らていて、チケット確認の後は、エスカレーターで階下のホームに降りるのだが、スペインでは地形の自然の傾斜、段差を利用して、階下に降りるようになっている。

チケットで車両番号、座席番号を確認して電車に乗り込む。5両編成で、日本と比べたら短い連結で、最後部の5号車に乗り込む。列車はホームに到着し、乗客の乗り入れがあって、2-3分程度で発車する。日本の新幹線よりは幾分長目の停車だ。発車して数分後にはコルドバの郊外もなくなり、あとは乾燥した赤茶けた大地だ。この光景は数日前ポルトからリスボンまで電車に乗った際に見ているが、国は違っても同じイベリア半島内。同じような土壌のやや乾燥気味の台地だ。さてこれからマドリッドまでの2時間、アンダルシア~カスティーリャの乾いた台地を眺めていくとしよう。



住宅の周りにちょっとした果樹園などもみられるが・・
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Renfe車内。日本の新幹線と殆ど変わらない。
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ずっと平原かと思っていたが、多少の起伏、谷などもある。
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ああ、遠方に山脈も見える。シエラ山脈か・・
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こんな乾燥した土地をドンキホーテは馬にまたがって、ポコポコ北上して行ったのか・・。
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