ちゃおチャオブログ

日々の連続

2.28.(水・晴れ)冴えない2月。東センター、西部邁。

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2月終了。冴えない2月が終了した。イエレンに代わってFRB新議長に就任したパウエルの下院議会スピーチ、米景気の好調を強調し、3回ではなく4回の利上げも示唆さしたのか、NYダウが300ドルを超える大幅安で終了。日本ももろに荒波を受けるかと覚悟していたが、利上げペースでドル高が進んだため、朝方は逆行高、150円程上げたが、昼過ぎから円高がぶり返し、東証も失速。最後は320円も下げて今月終了。月の半ばに大荒れし、一時は浮上の兆しも見えたが、最後に又失速。22,000円すれすれで2月を終わる。1月高値からは2000円以上も凹んで終了。一時的だとは思うが、どうも先行き不安になる。

余り愉快でない2月が終わり、東センターへ行き、文芸春秋、今月号、芥川賞を読みに行く。雑誌を取った処、今月号には保坂正康と浜崎洋介の「自裁死・西部邁は精神の自立を貫いた」が座談の形で出ていて、芥川賞はそっちのけで、西部を読む。
彼は札幌の出身で、保坂の1年先輩、二人は仲が良かったそうだ。時々朝まで飲んだこともあったようだ。西部は3年前に奥さんを亡くし、自分はいつ死んでも良いと、公言していた。自分が病弱になって他人に面倒みてもらうようになるとか、病室でただ死を待つだけの状態になる位なら、死を選ぶと。
多摩川で入水する直前の夜、新宿の行きつけの店で娘さんとずっと飲んでいて、先に娘を返し、その後一人で多摩川に向かったようだ。娘さんも父親の自殺を覚悟していたようだ。
保坂に言わせると、今回の西部の自殺は日光華厳の滝の藤村、芥川龍之介光クラブの山崎、三島由紀夫、につらなる近代日本の自殺の歴史に名を留めるものだ、と指摘していた。

その次に興味があった記事は、各地で発生している新聞店主の自殺であり、過酷な新聞販売店、新聞社の押切、等々、表の記者が高尚なことを言っている裏面で、裏表の大きな違いのある現実が抉られていた。


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