ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(131)トレド着。

トレド行きRenfeが入線した。
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今は9時12分、発車は9時20分だ。
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Renfe車内の様子。客はガラガラだ。
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マドリード郊外を抜けて行く。
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上がトレド行きRenfeチケットと下3枚が地下鉄チケット。
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さて、これから約30分の電車の旅。東京駅から成田エクスプレスに乗って、成田空港へ行くよりも短い時間だ。しかし初めての者には、30分とは言え、車窓の風景は興味が尽きない。昨日コルドバから乗ってきたRenfeと同じ軌道を進んでいくが、途中から枝分かれし、この電車はトレドへ直行する。トレドはカスティーリャ観光の目玉の一つで、マドリードにやってきた観光客は時間があれば、足を延ばす人も多いだろう。

それ程大きくはないマドリードの郊外を走り抜けると、直ぐにも緑の草原が広がる。樹木はほとんど生えてなく、随って、南部地方で見た果樹園やブドウ園なども見えない。緑の絨毯が広がっているだけだが、かと言って牧場でもなさそうだ。牛や羊の姿は全く見えない。元々は痩せた土地で、南部やポルトガルの一部で見てきたような赤茶けた荒野を漸く草原に変えているのかも知れない。

セルバンテスが生きていた16世紀、この辺りの土地は荒れ地のような荒野で、風車を回して灌漑していたのかも知れない。ラマンチャの男も確か、このカスティーリャ地方のどこかの小さな町の出身だ。初めて見る水車小屋の風車に驚き、長槍を突っかけて行ったのか・・。車窓からは今はそんな風車はどこにも見えないが、何世紀にも渡るそうした灌漑の努力が今はこうして緑の草原に実ったのだろうか・・。

草原の中に又小さな集落が見えてきて、時間的のそろそろトレドと思っていると、原の中に突然の大きな町が現れ、そこは終点のトレドだった。トレドは通過駅ではなく、行き止まりの終点駅だった。如何にも古都を思わせる凝った作りのホームに降り立ち、さて、今日半日のトレド観光が始まった




マドリードの郊外はそれ程広くはなく、直ぐに緑の草原が広がる。
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緑の絨毯が広がるだけで、果樹園とか牧場にもなっていない。
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沿線途中の集落が見えてきた。
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間もなくトレドだ。
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トレドの市内が見えてきた。
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9時53分、トレド駅に到着した。
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