ちゃおチャオブログ

日々の連続

5.10.(木・晴れ)膿は出し切っていない。92歳のマハティール。

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午前衆院、午後参院の特別委員会。柳瀬元秘書の参考人質疑が行われる。総理秘書官と言ったら、総理に一番近い場所にいる官僚の中の中の官僚。官僚世界では将来に太鼓判が押されたようなものだ。現に彼は経産省の審議官をやっている。
裏の世界では御庭番、表の世界では小姓、側用人。江戸時代、大名でもないこれ等の将軍お付きが大名以上の権力を振るっていたが、それはまさしく虎の威を借りる狐。現在においては総理付き秘書官だ。彼らがノーと言えば、それは総理が言ったことと同じでノー。OKなら総理がOKだ。
柳瀬虎の威、神妙に受け答えしていたが、ちゃんちゃらおかしい。任期中に3回も加計関係者と会っていて、そのことを一度も総理に言わなかったと! 総理と加計氏が無二の親友と知っていたにも関わらずだ。
「すべての膿を出し切る」、とは総理の言だが、膿は濃くなるばかりである。あり得ない話を有ると言い、有った話を無かったと強弁する。安倍内閣の体質は末端まで変わらない。
総理自ら「綸言汗のごとし」と何回も口にしている。この際、総理の職にある以上は、言動一致に徹すべきだ。そうでないと、日本人の心、精神が廃れてしまう。

先週バフェットの率いるバークシャーハサウエイがオマハ株主総会を開いたが、世界中から3万人を超える投資家を集め、盛大に行われたが、彼の持つ個人資産が8.5兆円。現在87歳になるが、意気軒高だ。
更に驚いたのは昨日行われたマレーシアの総選挙。マハティール率いる野党が下院選で勝利。92歳で総理に返り咲いた。与党のナジブが中国との関係で不正疑惑が浮上し、今回のマハティールの再登場となったものだが、15年ぶりの登板だ。
バフェットやマハティールのように高齢になっても頭の衰えはなく、判断も的確なら年齢は関係ない。再びの Look East、日本びいきの総理に期待したい。


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