ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(182)バルセロナ港人工島の可動橋前で。

コロンブス像の前には港湾局の建物がある。
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屋根には立派な彫刻が施されている。マリア様かイザベラ女王かは分からないが・・。
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人口島に渡ろうとしたら、連絡橋が通行止めになった。
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この連絡橋は可動橋で、橋をスライドさせて、水路を作っている。
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開けられた水路を通り過ぎるハーバー内のヨット。
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バルセロナの港の前には、人工的に埋め立てて造られた人工島がある。神戸のポートアイランドのように大きなものではなく、長崎出島を数倍した程度の小さな島だ。昨日は夕方になって、お腹も空いてきて、この島へ渡るのは止めて、地下鉄でEuropa Fira駅まで出て、そこでオリーブたっぷりの食事をし、帰りにスペイン広場に途中下車してホテルに戻った。今日は丸一日フリーの時間があり、先刻来ランプラス通りをそぞろ歩き、再び又港へやってきた。

今日こそはこの人工島へ渡ってみようと、連絡橋の傍までやってくると、橋が通行止めになって、人々は橋の前で佇んでいる。見ていると、連絡橋の橋げたがするすると折りたたまれ、脚立を引っ込めるように、スライド式に折りたたまれて、こちらの陸地側と人工的島との間に、船が通行できる水路ができた。この人工島の内側は大きなヨットハーバーになっていて、沢山のヨットが係留されている。そのヨットのどれかが外洋に出る為に、連絡橋が切断されたのだ。それとも橋は定時に切断され、その時間帯にハーバー内のヨットが一斉にでていくのか・・。どちらとも分からないが、かなりの数のヨットや小舟が内海から外に出ていく。

可動橋は以前隅田川に架かる勝鬨橋にもあって、定時に橋の両側が持ち上がり、川の真ん中に水路ができて、上下する川船は橋がハノ字のように大きく空中高く持ち上がっている間に、急いで通過するが、こちらでは橋が水平に伸びたり縮んだりして、水路を開ける。可動橋と言えば、以前天橋立で見た橋は、回転式だ。規模はここのよりも相当に小さいが、天橋立の砂洲で造られた内海と外海は、1本の橋で往来が妨げられていて、船は自由に外海に出られない。そうした小舟が外海に出るときは、木造の橋が回転扉のように90度半回転し、水路が作られる。日に何回かその橋が半回転するが、それも又天橋立の観光名所の一つになっている。このバルセロナの人口島に架かる可動橋が観光名所になっているのかどうかは知らないが、世界でも珍し可動橋であることには違いない。

連絡橋が引き込まれている間は人口島には渡れないので、旧港の埠頭から海を眺める。日本のボラに似たような魚が沢山湾内を遊よくしている。大きさから言って、或いはスズキかも知れない。魚釣り禁止の立て看板はどこにも出てないが、釣りをしている人は全く見当たらない。これが日本だったらかなりの太公望が押し寄せて来ていると思うのだが・・。内海のハーバー内には豪華なヨットが数えきれないほど係留されている。スペインが経済的にどうのこうの指摘はされているが、こうしてヨットの数、豪華さ等を見ていると、個人所得は相当に高そうだ。或いは個人ベースでは平均的日本人よりも高いかも知れない。生活に優雅さが感じられた。



豪華なクルーザーも水路を抜け出て、外洋に出ていく。
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連絡橋が繋がるまで、埠頭で時間待ちをする。
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湾内にはボラかスズキのような中型魚が沢山泳いでいた。
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内海に守られたハーバーには沢山のヨットが係留されている。
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スペイン人の個人所得は日本人よりも高そうだ。
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