ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(205)未明の出立。帰国の途。

3時半にホテルをチェックアウトし、空港へ向かう。ランプラス通りは昨夜と同じような情景が広がっていた。
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朝早い時間で地下鉄が動いてなく、タクシーで空港へ向かった。
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4時過ぎに空港に着いたが、まだ電気も一部消されていて、薄暗くなっていた。
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今朝の搭乗はAIR Berlin,5時55分発、ジュッセルドルフ行きだ。
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チェックインが始まると、カウンター前は、かなりの人で列ができる。
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十分過ぎる2週間だった。アジア近郊のパックツアーなどは2泊3日とか少し長目でも5泊7日程度。今回の旅行はコースから日程、飛行機やホテルの手配等最初から最後まですべて自分一人で行った。13泊のホテルの中には期待外れのものもあったが、概ね良好で交通の便もよく、満足の行くものだった。パックツアーだとホテルと食事がセットになっていて、お仕着せとは言え、自分で店を探したり、料理を選んだりする必要もなく楽なものだが、個人旅行となるとそうはいかない。その都度店を探し、懐と相談しての料理選びとなって、スペインの特殊事情なのか、自身の貧乏性故なのか、殆どがサンドイッチ食で、この点に関しては、全くの想定外で、ここはヨーロッパ、中国やタイを旅行するのは訳が違うのだ、と改めて認識した。

そんな思いを残し、いよいよ今朝この国を離陸する。朝5時55分発、AIR BERLIN。聞いたことの無い航空会社だが、ルフトハンザかどこかの子会社だろう。空港まで30分を見込み、目覚ましを4時にセットしておいたのだが、矢張り眠りは浅く、3時くらいには目を覚ます。頭の一部が眠らずに半分覚めていたのだろう。ホテルでぐずぐずしていても始まらない。取り敢えずは空港まで行って時間待ちすることにした。


2週間前、矢張り早朝便でバルセロナからサンチャゴまで飛んだのだが、その時ホテルで聞いた話で、バルセロナの地下鉄は24時間運行されている、と言われ、確かに駅ホームでは大分待たされたが、地下鉄で空港へ行くことができた。最初からそれが分かっていたら、何も空港近くのホテルに泊まることもなかったかと、後から思ったのだった。そして今日、当然のごとくランプラス通りにある地下鉄駅に行った処、地下へ下りる階段にシャッターが閉まっていて、中に入れない。何か所かある出入り口はどこも同様にシャッターで閉じられている。話が違うじゃないか! 階段横に案内板があって、見ると始発は5時台になっている。成程、土曜日と休日前は終夜運行となっているが、今日は木曜日だ。始発まで待っていたら飛行機は飛んで行ってしまう。タクシーで行かざるを得ないが、手持ちのユーロは50しかない。ここから空港まで一体幾らかかるか分からない。最悪ドルか円で払えば何とかなりだろう。

タクシーは日本のように時々流しがやってくる。朝帰りの客を拾うのに流しているのだろう。やってきた1台を止め、空港まで50ユーロで行けるか?と聞くと、OK,OKと言って、乗せてくれる。ランプラスは案外空港に近い場所にあり、高速なども使わずに一般道を走って10-15分、国際線ターミナルまで運んでもらうと25ユーロも掛からなかった。30ユーロ渡し、お釣りは気持ちよくチップで渡してやる。何日かぶりにスペイン人の笑顔、破顔を見ることができた。

チェックインまでの時間、出発ロビーで暫く待たされたが、こんな早い時間、かなりの搭乗客で、チェックインが始まると、カウンター前には2重3重の列ができる。移民とも観光客ともビジネスマンとも思えぬ雑多な人種、雑多な国籍だ。いつもどこにでもいる中国系は見当たらずアジア人種は自分一人だったのだが、何か優越感とも誇りとも思えぬ気持ちでチェックインを済ませた。搭乗口で又暫く待たされ、いよいよ搭乗開始となり、遂にはこの国とのお別れの時がやってきた。



こんな早い時間から空港は混んでいる。皆さん、どこへ行くのだろう・・。
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間もなく搭乗委開始。いよいよバルセロナ、スペインともお別れだ。
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反対側のウイングも煌々と電機が点いている。
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さて、いよいよ離陸の時がやってきた。
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2週間前、サンチャゴへ飛び立った時と同じ方角から同じような太陽が昇ってきた。
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Adios Barcelona! Adios Espanyol!
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