ちゃおチャオブログ

日々の連続

イギリスの3日間(45)リージェントパークの水鳥。

静かで人の少ない大きな公園だ。こんな大きな公園が市街地のど真ん中にある。
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ああ、人の数よりも鳥の数の方が多い。
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鴨、白鳥、水鳥・・。鳥同士も仲良しだ。
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こここそ水鳥のサンクチュアリ
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井之頭も鳥が多いが、公園の大きさも鳥の数もけた違いだ。
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イタリア人が明るく、イギリス人が暗っぽい感じがしているのはその食生活にあるのではないかと思っている。イタリア、フランス、スペインのラテン系の人々は、人生の楽しみの半分を食べる事、食べる楽しみに求めていて、ゆっくりと時間をかけて料理を作り、その料理をワインを飲みながら、ゆっくり時間をかけて楽しむ。それに比べイギリス人はビジネスライクで、物事を合理的に切り取って、食の楽しみよりか栄養素、栄養バランスの方に重点を置いて、従って味覚の方は後回しになる。

イギリス人にデブは少なく、イタリア・フランス人に太っちょが多いのは、そうした背景からだろう。ほっそりタイプで陰鬱顔のホームズと太って快活なポアロの二人を比べれば、違いは歴然だ。尤も、ポアロはその実フランス人では無くて、ベルギー人なのだが・・。

ホームズの館から目の先のリージェントパークまでの道々、と言っても僅か3-4分の距離なのだが、そんな島国のイギリス人と精神的にも豊かな大陸人との違いを考えながら公園までやってくると沢山の水鳥が湖面に浮かんでいる。全くここは水鳥のバードサンクチュアリのような様相だ。そう言えば、世界野鳥の会の会長は確かイギリス王室の皇族だ。いつか日本にも来たことがある。

パレス宮殿のお膝元の公園。昨日のコッツウォルズの川べりや湖畔で見た水鳥は殆どがカモメだった。ここリージェントでは様々な種類の水鳥が外敵から襲われる心配もなく、鳥同士の諍いもなく、普通の顔をして湖面に浮かび、岸の上を歩いている。これぞ自然なバードサンクチュアリだ。

ホームズの家からも徒歩数分の場所。市内のど真ん中にある公園なのに、殆ど人がいない。たまにジョギングか散歩をしている人を見かける程度だ。これが中国、中国はどこでも人に溢れているが、上海辺りの人民公園や魯迅公園だったら、全く祭りのように人出溢れ返っている。人口減少国と人口最大国家。公園の賑わいはこれ程も違うのか。

大きな公園で1周しようと思ったら、軽く1時間はかかるだろう。今日1日だけの自由時間。公園を回るのも良いが、もう少し時間を有効に使おう。自由行動が2日間あれば、ここと直ぐ近くにあるハイドパークを丸1日かけてゆっくり歩けるのだが、今日は無理だ。次は郊外のグリニッジに行くことにしよう。世界の歴史、海洋王国のシンボル。世界の時間が始まる場所だ。是非見て置きたかった。



公園の案内図があるが、井之頭の3倍、5倍、いや10倍は大きいかも知れない。
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あれれ、これ程大きな公園なのだからか、案内板の横には行方不明の写真なもど出ている。・・ここからは見えないが、奥は深いのだろう。
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ああ、白鳥と鴨が求愛をしているのか・・。
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珍しい異種の交流。いがみ合っているのか・・。威嚇行動か・・
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さて、再び地下鉄駅に戻ってきて、これからグリニッジに出かけよう。
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