ちゃおチャオブログ

日々の連続

江南周遊(14)昆山・千燈街歩き。

見覚えのある七重の塔が古鎮の広場からも見える。
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あれ、こんな場所にウエディングドレスの店がある。
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そうか・・、観光客用に、ここで結婚式も上げられるのか・・。
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路地の両側には土産店が並んでいる。お! 臭豆腐だ!
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長江(揚子江下流域は運河が四方八方に発達していて、水運が盛んだが、特にこの川の南の地方は江南地方と呼ばれ、豊かな地域になっている。上海はもとより、蘇州、杭州、無錫、紹興、寧波、西湖、太湖等々、歴史的にも文化、芸術的にも、中国の中でも特に抜きんでて有名な歴史景勝地となっている。これ等大都市以外にも中小の、この昆山、錦渓、西唐、烏鎮、等々古くから栄えた古鎮もある。又、周辺には日本人にもよく知られている天台山とか天童寺、寒山寺、補陀山、などの有名寺院もあって、中国国内のみならず、世界の各地から観光客を集めている。ちなみに、杭州の西湖周辺の土地は、中国では一番高い、高額な宅地、別荘地とのことである。

自分はこれ等大都市、有名寺院は過去に回っているので、どの辺りにあるのかは大体分かっているが、中小古鎮に関してはお手上げだ。過去数回訪問はしているが、名前と記憶が一致しない。どこも古い路地のような通りと、水辺の風景。地名と情景が結びつかないのだ。取りあえず、今歩いているこの路地のような商店街は千灯だ。ガイドの話を聞いていなかったので、その名前の謂れは知らないが、漢字からすると多分、夜は沢山の明りが灯され、その光が運河の川面に反映し、千の灯りのように見えたから、このようなロマンチックな名前が付けられたのではと・・。

夜は賑やかな夜店街に様変わりしそうな狭い路地の商店街。「臭豆腐」の看板が出ているが、これは江南名物だ。江南地方の観光地にはあちこち同様の看板が出ている。豆腐の一種なのだが、臭気が激しく日本人には食えたものではない。でも、江北、北方地方からやって来た観光客には珍しいのだろう。あちょこちに看板は出ているし、それなりに客を集めている。この地に来たら、一度は食べてみようと。丁度金毘羅山へ行ったら、参道の両側に並んでいる讃岐うどんを一度は食べてみよう、という感覚かも知れない。しかし、臭豆腐讃岐うどんとでは中身の味覚は全く違うのだが・・。福とか喜の飾り文字を逆さにぶら下げているドアを見たりして、興味深く路地を歩いた。



ああ、床屋だ。理髪店、と書いてある。漢字文化で助かるね。
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おやじ一人の個人経営の床屋さんだ。
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これは何だろう・・。ホタテみたいな貝だが・・。
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ああ、真珠貝だったのか! 中国では真珠のことを珍珠と書く。真珠は日本で御木本さんが最初に人工化させたが、中国では珍珠と書いて、技術を盗んだ??
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