ちゃおチャオブログ

日々の連続

8.13.(火・晴れ)御巣鷹34年。

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御巣鷹の夏が又巡ってきた。34年目の夏。当時日本経済は上り坂で、お盆の帰省も遠方は飛行機が主流で、どこの路線も満員だった。同僚のヒエダさん家族も、半年前に勤務地熊本から東京に転勤になり、この夏は初めての帰省だった。熊本直行便が満席で、大阪経由乗り換えでこのJAL123便に家族3人で乗機した。子供は確かまだ3歳位の小さなお子さんだった。
離陸して間もなく水平尾翼が吹き飛び、空中遊泳した30分間、機内の様子はどんなだったろうか・・。幸い4人の命が取り留められたが、あんな山中ではなく、海の上とか、平地に墜落していれば、もっと多くの命が助かったかも知れない。しかしそれはIFの話で、この結果を変えることはできない。その4人は34年経った今も機内の状況を語ろうとしない。墜落直前の30分間、状況はどんなだったのか。ノートに懸命にメモを取っていた人もいた。諦めていたのか、祈っていたのか、それともこんな悲劇的な事態に陥るとは夢にも思っていなかったのか・・。4人の口から語って欲しい。状況を客観的に話し、後世に残すことが、生かされた4人の責務だと思うのだが・・。

稲さん、吉さんと御巣鷹へ登ってからもう何年になるか・・。4年になるか・・。遅くなったが、慰霊登山が出来て良かったと思う。ヒエダさんも喜んでくれたに違いない。今生きていれば、もう70、古希にはなっているだろう。いつまでも風化しない。


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