ちゃおチャオブログ

日々の連続

造幣局の通り抜けと醍醐の葉桜(5)若草山の通り抜け。

春日大社から東大寺に抜ける小径は自然のままの小川など残されていて、情緒豊かである。
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この小路を歩く人も少なく、奈良時代そのままの状態で自然が残されている。 http://static.app.widdit.com/images/features/searchwiddit.png
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春日川に沿って、車道は上流の方まで行けるようになっている。
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土産物店は、奈良のどこにでもあるが・・
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この奈良の3年坂を上ると、向こうには若草山が顔を出す。
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春日大社から東大寺までの約2キロの散策路は1200年前の奈良時代の景観を今に残す、自然の情感たっぷりの場所である。余り人のやって来ない、この遊歩道を歩くのは好きだ。3年前もこの同じコースを歩いた。あの時は逆のコースだったが・・。

自然のままに流れる小川のせせらぎが、昨日今日の雨を集め、心なし勢いを増しているようだ。と言ってもこんな小さな小川、増水して氾濫することもないだろう。この川の流れはここに神社や仏閣ができる遥か以前から、ここにこうして流れ続けているのだろう。手ですくって飲んでみたい気もしたが、今の時代、何があるか分からない。止めておく。

京都清水3年坂のような石段を登った先に若草山がある。霧雨の中、少年たちがなだらかな斜面を上り、駆け下り、遊んでいる。確か自分も小学生の修学旅行でここへ来た時、この斜面を登ったっけ。山の形は当時と変わっていないし、1000年前とも変わっていない。1000年前も地方から奈良へやってきたお上りさんも、ここでこうして遊んでいたかも知れない。

確かあの時、この山の前に幾つか並んでいる土産物屋で、凝ったデザインのナイフを買ったっけ・・・。いや待てよ、買ったのは京都烏丸だったのか・・。今でも机の引き出しの奥にそのナイフは仕舞われている。

この土産物店の並んでいる中に、数年前来たときは、黒塗りの大きな看板で、「陀羅尼助」と如何にも古都奈良らしい看板が出ていたが、3年前に来た時は、その看板も消えてしまって、漢方薬局店はもう無くなってしまったかと思われたが、今日も再びその「陀羅尼」の看板を見ることはできなかった。しかし大和の刀剣は今でも地方の中高生に人気があるのか、以前よりも更に大きな店構えで、且つ刀屋も増えたようで、大和の守の健在ぶりが窺われた。思い出のこの小径を歩くと、遠いノスタルジアに浸ることも出来るようだった。
 
 
 
 
若草山も霧雨にけぶっている。
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どこかの修学旅行生か・・。こんな小雨の中でも、若草の斜面を楽しんでいる。
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餌を豊富に与えられるせいか、ここにも又沢山の鹿の群れ。 http://static.app.widdit.com/images/features/searchwiddit.png
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鹿は店先にまでおねだりにやってくる。
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昔の「陀羅尼助」は今はもう見られない。
 
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土産物店も時代と共に変わって行くのか・・
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