ちゃおチャオブログ

日々の連続

さまざまなタイ旅行(35)カレン族難民集落の前で。

カレン族難民ゲットーの前でソンテウを下ろされたが、時間があるので中を見てみよう。
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ああ、この日章旗のマーク、どこかで見た覚えもあるが・・ http://static.app.widdit.com/images/features/searchwiddit.png
 
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結局キャンプの中に入ったのはトイレだけで、後は犬に追われ、ほうほうの体で逃げて出た。
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ゲートの前には雑貨店が数軒並んでいた。
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その店で働く女性。 彼女はカレンではなくスリとか言っていた。
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カレン族民集落の前でソンテウ(สองแถว)から降ろされたが、次のソンテウがいつ来るかも分からない。ただひたすら次のソンテウを待つしかないのだが、ここで待っているのも無意味だ。折角の機会だから、カレン族難民部落を覗いてみよう、とゲートのところまで行ったが、ゲート番人から立ち入りを拒否された。ここはカレン族と政府、国連関係者以外の治外法権のキャンプのようだ。

それでも暫らくして小用をしたくなったので、門番に「トイレに行っても良いか?」(เข้าห้องน้ำ ได้ไหม)と聞いたら、即座に「いいよ、いいよ」(ได้ได้)と言われたので、ゲートの中に入れたが、道幅10m位のダートの大通りがずっと真っ直ぐ奥まで伸びていて、両側にやや大き目のしっかりした建物が並んで建っている。この難民部落の公的機関かも知れない。・・写真を撮ることは出来なかったが・・。

トイレはゲートの直ぐ左奥にあったが、そちらに向かった途端、放し飼いの大型の犬が何匹が大声で吠え立て近づいてくる。近くのカレン人(คนกะเหรี่ยง)を呼んで犬を追い払ってもらうが、それでも遠巻きに吠えている。犬の目には当方余程の異邦人に見えたらしい。

バラックのトイレで、水道施設などもないから、雨水を大きなドラム缶に貯めて置いて、そこから水を掬って手を流したり、近くでは顔を洗っている人もいる。近くに人がいれば犬が吠えても心配は薄らぐが、トイレからゲートに戻る途中、更に又多くの犬が寄ってきて、1-2mの近くまで来て吠え立てる。中には充血した赤い目をした獰猛そうな犬もいる。

ここで「ガブリ」と足でも噛まれたら一溜りもない。旅行も即中止となってしまう。興奮させないよう、怒らせないようそわそわ歩くが、遠くからそれを見ていた門番が大声で犬を制してくれたお蔭で、犬もやや遠巻きになり、興奮の程度も収まったようだ。何より、自分がゲートの方向に歩いて行くので、犬も安心したのかも知れない。

ゲートの外には2-3軒の小売店があり、日常品や雑貨などを売っている。店先にはちょっとした野菜なども置いてあり、見ていると何人かが買ったりもしている。貧しい品揃えと貧しい生活。難民だから贅沢は出来ないとしても、これでは本当にただ生きて、寝るだけの生活しているようだ。どちらが良いか悪いか知らないが、民族自決も重大事かも知れないが、同じカレン族でもタイ国内では他の種族と融和して、貧しい中でも自由な生活をしている。ここに暮す3万余人にいつ春がくるのだろうか・・

この難民集落前で1時間程待っていると次のソンテウが来て、メーサリアンまで行くと言う。しかしぎっしりの乗客。乗客が溢れて、屋根の上にまでも乗っている。これを逃すと次は何時になるかは分からない。ソンテウの後ろの立ち見のプレートに飛び乗り、バーをしっかり掴んで振り落とされないよう心配しながら、それでもこのソンテウに乗り込み、北に向かった。
 
 
 
 
近くを歩くカレン族の子供。
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5人乗りのバイクも目の前を通り過ぎて行った。 母親が赤ちゃんを負ぶえば、6人乗りもあり得る。
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漸く次のソンテウがやってきて、30-40分程先の集落で昼休み休憩となる。 http://static.app.widdit.com/images/features/searchwiddit.png
 
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10分ー15分のお昼休憩におやつなど食べる。
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超満員のソンテウ。後ろにステップに立ったまま、乗って行く。
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