ちゃおチャオブログ

日々の連続

さまざまなタイ旅行(36)ソンテウの中で。

カレン族民集落を出たソンテウは途中の町や集落、部落で客を下し、又乗せてメーサリアンに向かう。
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内戦の被害者なのか、腕の無い人もいるが、屈託がない。
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カレン族コンパウンド同様、この辺りは大体が貧しいのか・・
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彼女もカレン族の一人か・・。
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似たような集落がいつまでも続く。
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タイにはいろいろな乗り物があって、それも又旅行の楽しみの一つである。バンコクの代表的な乗り物はタクシーであるが、チェンマイに行くと主流はツクツクで、タクシーの数よりも多い。チェンマイ以下の小都市に行くと、タクシーを見つけるのが困難で、殆どツクツク。更に小さな町へ行くと自転車に荷台をくっ付けたサムロ―という乗り物が幅を利かせている。

ここに登場する「ソンテウ」とは、云わば乗合タクシー、乗合バス、のようなもので、主に一定のルートを走り回っているが、お客の要望により追加料金でタクシーのように入り組んだ細い路地まで入り込んで、客を運んでくれる。後で気が付いたのだが、このメーソッドーメーサリアン間にはバスが走って無くて、このソンテウを乗り継ぐか、直通のソンテウを待って、それに乗って行くしかなかった。3年前も確かソンテウに乗って行ったのが、途中の村まで同行した親子4人家族が思い出される。

処で、ここで少しタイ語の勉強をするが、何故ならこのブログを読んでいる人の中にはタイ語に相当詳しい人もいて、これ等乗り物の当方のカタカナ表記が実際の発音と違うではないか、との指摘を受けていて、当方もその違いは心得ているものの、カタカナで表記する場合、かなり工夫しても実際のタイ語の発音と違ってきていて、ならば実際のタイ語をここに記載して置き、タイ語の読める人は、それを読んで正確な言葉の意味、発音を理解してもらいたい、というのが、そもそもの趣旨である。

ソンテウ」。タイ語では「สองแถว」と書き、タイ人は「ソーン テーオ」と、それぞれ語尾を上げて発音している。意味は「สอง」が数字の「2」、「แถว」が「列、桟橋、土手」などを意味している。正式名は「รถสองแถว」(ロトソンテウ)と言って、「2列の座席のある車両」となる。

最近ではチェンマイもタクシーの数が増えてきて、ツクツクが押され気味だが、この「ツクツク」もタイ語では「ตุ๊ก ๆ」と書き、これは、モーター音の「トクトク、ツクツク」と言った音がそのまま言葉になったもので、それ以上の特別な意味はない。

最後の人力自転車、「サムロ―」は「สามล้อ」と書き、上の「สองแถว」同様に「สาม」(サーム)は数字の「3」で「ล้อ」(ロー)は「歯車、チェーン」で、正式には「จักรยานสามล้อ」(チャッカラヤーン サームロー)と言い、上の「สองแถว」が自動車の「รถ」に対し、こちらは「จักรยาน」、自転車の種類に入れられている。従って日本語に直訳すれば「三輪人力自転車」と言った方がより正確な意味になる。勿論「ตุ๊ก ๆ」は自動車の「รถ」の範疇である。

さて難しいタイ語の説明はこれ位にして、今日のソンテウは超満員で、途中の町まで後部スタンドに立っている状態で乗って来たが、徐々にお客も下りて行って、漸く座席に坐れるようになった。振り落とされる危険から漸く解放されほっとして前を見ると可愛い子連れの親子が乗っている。又カレン族と思われる老婆も乗っている。いや、歳取って見えるが、案外当方と同じ位の歳かも知れない。この地方の色々な年齢層の人々が乗っている。挨拶程度の言葉しか交わせないが、こうして一緒にソンテウに揺られていると何か一つの共同体の中で、人間は生きているのだなあ、と実感したのだった。
 
 
 
 
ソンテウの向かいに座る母子。
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かなりの年配者にも見えるが案外自分と同じ位の歳かも知れない。 http://static.app.widdit.com/images/features/searchwiddit.png
 
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彼女も多分少数民族の一人だろう。
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こうした手作りのバッグなども民族調だ。
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大事に抱えている袋の中を見ると何かの鳥のヒナがいた。 http://static.app.widdit.com/images/features/searchwiddit.png
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