ちゃおチャオブログ

日々の連続

6.7.(木・晴れ)マイナリ被告、再審決定、釈放。タイ語タオさん。

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東電OL殺人事件の受刑者、マイナリ被告の再審が決定された。即日拘置所から釈放され、東京税関へ移送された。
本件は奇妙な事件だった。
慶応出身のエリートOLが東電社員時代、ネパールに派遣され、2年ほど駐在していた。ネパール語も堪能だった。
帰国後、東電本社の中枢部に在籍していたが、退社後渋谷に来ては、身なりを変えて丸山界隈を徘徊し、男を漁っていたようだ。要は街娼である。
お金に困っていた訳ではないので、どこか精神に異常を来していたのかも知れない。或いは、激烈な競争社会で、精神の変調、ストレスの解消の意味もあったかもしれない。それとも天性の娼婦だったのか・・。
いずれにしても、事件当時は、昼間の顔と夜の顔の大きな落差に世間の注目を浴びたが、間も無く、ネパール人の不法滞在者マイナリ被告が逮捕されることにより、世間の多くは納得した。
彼女がネパールに駐在し、ネパールに精通し、好意を持っている。若い男女が性的関係を結び、その延長線上で今回の殺人事件が発生した。そう考えても、あり得る事件として、世間には受け入れられていた。それよりか、彼女の境遇、どうしてこんな、夜の蝶になるのならいざ知らず、街娼という職業を選んだのか、彼女の精神構造はどうなっていたのか、当方としても、殺人事件の犯人はさておいて、現代の病根、病んだ精神の解明を精神科医に期待したのだったが、ついにそうした解説、論説に接することはできなかった。唯一、佐野愼一氏の事件ルポがあった位だった。
 
今回マイナリ受刑者が釈放された。警察、検察にとっても大きな衝撃である筈に違いないが、こうした間違った捜査を指揮した上層部の責任は重大だ。今回、彼の国籍がネパールというマイナー国で大きな外交問題には発展しないだろうが、もしも欧米等の先進国であったら、外交上の大きな問題になっている筈だ。
一審無罪、2審無期、今回再審、裁判は公平と言えるだろう。問題があるのは、警察・検察の捜査の在り方、訴訟のあり方だ。関係者は猛省しなければならない。
 
 
夜、タオさんによる生のタイ語サークル。刺激になる。云いたいことの殆どは言えなかったが・・。その内、語彙も増えて来るだろう。
 
 
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