ちゃおチャオブログ

日々の連続

ビルマ・マンダレー特急旅行(41)旧王宮寺院「ヤカイン・パヤー」の人々。

広大な寺院内にはあちこちに人の集団がグループを作って列を作り、談笑したりしている。
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皆さん参列してお祈りに行くようだ。
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この寺院には本尊以外にいろいろな陪神が祀られていて、人々は自身の或いはグループの信奉する仏に祈りに向かう。
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これが普段着なのか、着飾っているのか、皆綺麗な衣装をしている。
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主神の前で熱心にお祈りする人々。
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本尊マハムニ仏に熱心に金箔を貼る信者。
 
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本尊は何百年に渡って、黄金の輝きを失わない。
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ミャンマーに於いてマンダレーは首都ヤンゴンに次ぐ第2の都市。嘗ての王都。ビルマ戦役に於いてもこの町が基点になったし、植民地時代の警察官オーウエルもこの町で勤務した。マンダレーとはラングーン同様、英語風、インド英語風な呼び方であり、元々のこの地名をビルマ族、モン族、地元の種族がどう呼んでいたかは分からない。しかしマンダレーとはどことなく響きのよい呼び名で、嘗て、モームシンガポールバンコクへの途次、この町を訪問していた。

当方に取っても元々愛着を持っている都市で、本来はもっとゆっくりとこの町に滞在し、観光すべきであるのだが、旅行日程の関係で、今日1日、又今日中にヤンゴンへトンボ返りせざるを得ない、ぎちぎちの日程だった。だから市内観光にしても、車の中から通りすがりに街の様子を見るだけに終わったが、それでもここ「ヤカイン・パヤー」を訪問することによって、ミャンマーの人々、強いてはここマンダレーの人々の宗教に対する熱意を感ずることができた。

首都ヤンゴンにある最大の寺院がこの国最大の寺院であることは間違いないだろうが、第二の都市マンダレーにある最大の寺院はこの国第二の規模で、首都寺院に次ぐ多くの信者を集めているに違いない。この寺院に足を一歩入れた途端、大勢の参詣者が寺院内を往来している状況を見て、ヤンゴンのシュエタゴン寺院との共通項を感ずるものだった。

それにしても熱心だ。人々のかなりの時間と富はこの信仰心に費やされているのだろう。社会が、時間が、富がこの寺院を中心に回転しているようだ。ミャンマーの仏教は人々の心の礎どころか、もう既に心と一体になって、存在しているかのように見えた。
 
 
 
 
タイから奪い取ったカンボジアの仏像を拝む人々。
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この像は、嘗てタイ王国(アユタヤ)がクメール王朝から奪い取ったものだが、その後、モン族がアユタヤに侵入し、ミャンマーへ持ち去ってきたもの。
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クメール製の大きな鐘もある。
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人々もこれ等戦略品の前で幸運やら、健康やらを祈っている。
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祈りを終えて聖水を飲む人々。
 
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信仰心は子供の頃から植え付けられていく。
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