ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(17)普陀山・普済寺へ。

昼食を終え、これから普済寺に参詣に行く。
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日本の南の地方にもよく見られる照葉樹林が生い茂っている。
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参道の途中には日本風の建物などもある。南方の文化が共通しているのかも知れない。
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普済寺の門前だ。かなりの参詣者がいる。
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寺院は矢張り中国風だ。
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普陀山と言うのは、海外渡航が自由に出来なかった江戸時代までの日本人が、長崎にやってくる唐船の乗組員などからこの島の話しを聞き、補陀落渡海の行きつくところ、悩みや苦しみの無い涅槃の世界、理想郷の場所として想像されてきた。中国人のことは良くは分からないが、仏教の聖地ポータラカ、ポータラ山との語韻の関連性からこの普陀山がポータラ山に擬せられ、この島が中国人仏教徒の聖地となってきたのだろう。

この島にはその理想郷の補陀落に相応しい瀟洒で華麗なお寺が建立されているのかと想像していたが、そんな生易しいものではなく、地図の上では舟山群島の中のほんの小さな米粒みたいな島に思えたが、いざ島に上陸してみると、その大きさに驚く。沖縄の石垣島程はないかも知れないが、宮古島よりは遥かに大きく、淡路島以外の瀬戸内に浮かぶどの島よりも大きなものだった。

だから、上陸前にはこの島の中央にポツンと小山が立っていて、その山頂か山腹に小さくても華麗なお寺が建っているのだろう、と想像してきたが、実際、島の大きさと言い、この島に建立されている寺院の数と言い、事前の想像を絶するものだった。

で、実際にどのお寺が補陀落寺で、どのお寺にお参りすべきか全く分からなくなってしまったが、民宿のオヤジの曰く、普済寺がこの島で一番大きく、島に来る人は必ずこの寺にお参りすると言われ、先刻参道口まで案内された。今、昼食も終え、いよいよその普済寺へ参詣に向かった。
 
 
 
 
お寺の前には大きな池がある。
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池の中のあの赤いのは何だ? 金魚か?
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近付いてみると、何とこれは赤い鯉だ。 金魚のような鯉!
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この鯉の数の多さ! 放生池とも言うが・・、それにしても・・
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まあ、何とも凄まじい数、という他ない。
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さてこれから普済寺に入ってみよう。
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