ちゃおチャオブログ

日々の連続

江南10都市巡りの旅(24)西湖の畔の西冷印社。

杭州茶園から次に向かったのは西冷印社。
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印社内にいた白猫。
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猫まで品があるようだ。
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さてこれから印社内の店舗に入ろう。店舗内は撮影不可で、写真が撮れないが・・。
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西冷印社で買ったお土産の掛け軸。
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皆、それぞれ買い物を済ませ、満足げに外に出る。
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目の前に広がる西湖。
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前回杭州へ来たのはJALが杭州線の運行を開始した凡そ15年程前で、その時は西湖に面した五大陸大飯店、Five Continental Hotelという、これも又Five Starのホテルに泊まり、早朝早起きし西湖まで散歩に出て、白堤を歩いたりしたが、湖及び白堤、蘇堤の情景は以前と変わらない。

今日は午前中紹興を敢行し、午後ここ杭州に来たが、最初に茶園を訪問し、次に来たのは西冷印社である。西冷印社。日本人の中でも知っている人は知っている。残念ながらこのツアーのメンバーには知っている人もおらず、添乗員の陳さんも、殊更この場所の説明もないが、中国明代、清代の書画骨董、印鑑、印字を扱うのは、中国でもここが随一で、中国人なら殆ど誰でも知っている場所で、杭州へ来たら一度は寄ってみたいと思っている処だ。当方も15年前ここで印鑑を彫ってもらい、現在も法人の実印として使用している。

その西冷印社は西湖に面した小高い丘の上に建っていて、この建物がいつ頃出来たのかは知らないが、戦前の多くの日本人もこの店で高価な買い物をしていったに違いない。今は、トラピックス始め、各団体ツアーのご用達になっているのかも知れないが。記憶も薄れているが、店内の配置なども15年前とそれ程変わっていない。というか、壁際に書画骨董の一幅を並べてぶら下げる展示方法を変え様がないのかも知れないが。

日本人には中国の書画には根強い人気がある。この西冷印社の名前を知らなくても、良いものは良いのだろう。ツアー客の何人かが気に入った絵画を買っている。有名店だけあってここに置いてあるものは、街の中の骨董店で見るよりか、随分と高い。そうこうする内、同行のネギさんがパンダが気に入ったのか、店員、と言っても店の責任者かマネージャーだが、仕切りに値段交渉している。パンダの目が、丁度奈良の大仏のように自分がどこに立っても、自分の方を見ていると言う。どうもそれが気に入ったらしい。

ネギさん、元貿易商だけあった交渉が上手い。結局売値の半額で売買成立となったが、今度はそのマネージャーが当方の方にやってくる。当方も絹地に梅と鳳凰鳥を描いた掛け軸が気に入り、眺めていたものだが、当方の気持ちを見透かしてか、マネージャーも、ネギさんと同じ値段で良い、と言ってくる。財布を見ると丁度現金の持ち合わせもあった。西冷で書画を買うのは一生の記念になる。続いてえいや、と買うことにした。

前回はこの店の裏の高台に登り、眼下の西湖を眺めたりしたが、今回は時間もなく、直ぐにも店を出てこれから湖上の遊覧を行う船着き場まで行く。目の前の湖を眺め、良い買い物をした、と秘かにほほ笑んだ。
 
 
 
 
西湖の岸辺には遊覧船が係留されている。
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西冷印社の隣は有名な迎賓館。
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共産党の大物幹部、外国要人などが宿泊するそうだ。
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西湖の反対側には杭州中心市街地が見える。
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さて、これから湖上遊覧だ。
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