ちゃおチャオブログ

日々の連続

6.24.(月・晴れ)中国経済の行く末。携帯電話紛失。

イメージ 1
 
 
今、中国経済がおかしくなりつつあるのか? Shadow Bankingと言って、正規の銀行の店の前に民間金融がデスクを出して有利な条件で顧客を集めている。それ等の融資のかなりの部分が焦げ付くか、焦げ付き状態に陥りつつあると言われている。
中国は公表数字と実態が極端にずれていて、先日の輸出統計も空入出超を計上し、実際はその10分の一程度の収支しかなかったことが明らかになったが、経済の実態が良く分からない。だから今大変な状況になっているのか、瀬戸際なのか、中国人当局者すら正確な数字を掴んでいないと思われ、世界の投資家は疑心暗鬼になっている。
いずれにしても中国は米国に次ぐ世界第2位の貿易国。だから、アジア諸国、欧州、アフリカ等、多くの国が最大の貿易相手国となっている。その中国の景気動向によって世界の経済は左右されるが、今回の金融問題は大きな影を落としている。
上海銀行間短期金利(SHIBOR)が昨日は一挙に13%を超えた。前日の7%から倍のレートに上がったのだ。イタリア、スペインの国債が問題になったが、あの時ですら6-7%に跳ね上がり、大騒ぎした。日本の場合は国債は尚0.8%台で、銀行間は2%も行ってないと思う。
昨日の中国では金詰りが一気に表面化し、株式市場は大荒れになった。上海総合が5%を超える下げとなり、香港、SGR,韓国その他の市場も軒並み下がり、東証も、本来昨日の都議選自民大勝で、大幅高が予想され、現実に10時頃までは300円を越す上げも見せていたが、中国市場が開かれる11時前頃より、下げに転じ、結局167円も下がり、13000円そこそこで終了した。
その波は欧州、NYにも波及し、NY市場は一時250ドル超の下げだったが、漸く139ドル安で終了した。
 
中国金融経済と今回のバーナンキさんの金融引き締めとは直接関係無く、中国問題は中国独自のいびつな経済構造から来ているものと思われるが、政策運営者の更なる手綱さばきが求められる。中国経済自転車操業のようなもので、その自転車の回転が遅くなったり、止まったりしたら、バタンと倒れる。倒れた時の激震はリーマンショック以上のものになると予測される。世界の投資家はそうした事態にならないよう、ハラハラして見守っている。
そんな中、中国人民銀行は今日イングランド銀行との間に通貨のスワップ、2000億元=200億ポンド、約3兆円のスワップ協定を結んだが、世界の金融の安定からすると喜ばしいことだ。大いに広げて行ってもらいたいし、日中間のこのような嫌がらせを1日も早く止めて、日中、日米等ともスワップ協定を結ぶべきだ。
中国が極端な減速、もしくは倒れて世界経済が混沌とならないよう、中国政府当局者には一層の奮起を願うものである。
 
 
昨夜帰宅途中に携帯を落したらしく、1日探しても見つからず、AUにストップを掛け、警察にも届を出して置く。
 
 
イメージ 2