ちゃおチャオブログ

日々の連続

「沖縄の4日間」(8)朝風呂と朝の散歩「崇元寺の大ガジュマル」。

泊まったホテル「サンプラザ」の最上階には温泉設備が完備されている。
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中々よい朝風呂だ。
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外のテラスに出て、街や海を眺められないのが残念だったが・・。
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朝食前にホテル横の崇元寺に散歩に行く。
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ここは江戸時代初めに建立された由緒あるお寺だ。
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アーチの石門を潜り境内に入る。
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最近のシティーホテルでは温泉設備を設けている所が多い。今全国展開しているアパホテルやトーヨコインなどは、大体が完備されていて、旅の疲れを癒してくれる。狭くて窮屈なシングルルームの中の更に狭苦しいバスタブに浸かるよりは、こうした開放的な温泉で体を温める方が、余程か精神衛生上も優れている。

昨夜はホテルに引きあげて来てからも、更にネギさんの部屋で飲み続け、このホテルの温泉に入ることは出来なかったが、今朝は一番に起きて、最上階にある温泉に行く。早起きの人は更にいるもので、当方が浴室に入ったら既に先客がいて、湯船につかっている。余程か温泉好きなのだろう。彼も1日に3回、4回、入る口かも知れない。

ゆっくり温泉に浸かり、部屋に戻って来ても、まだ朝食の時間には早い。ホテルの隣にある崇元寺を散歩することにした。ここは琉球王朝時代からの古い和式のお寺で、尚家が大檀家となっている格式の高いお寺であった。しかし先の沖縄戦に際し、徹底的に破壊尽くされ、今はお寺としての役割は無く、「崇元寺公園」という名前で公園となっている。

以前沖縄に住んでいた頃、この前を車やバスで通ったりした時、この寺の前の石垣、石門が印象的だった。泡石、即ち琉球珊瑚石で作られた門はアーチ型をしていて、如何にも大陸文化を色濃く残していた。あれだけ激しく艦砲射撃や爆撃に遭っても、この石門は今に残っている。歴史の悠久、人間の逞しさを感じたものだった。

今、朝の崇元寺に向かう。ペリーが沖縄に初めて上陸した時、中城城のアーチ形の石門を見て、その技術の素晴らしさに感嘆したと言われているが、今その中城と同様の石門を潜り、境内に入る。境内と言っても今は公園になっているから、芝生しか生えていないが、その10段程の石段の左側に大きなガジュマルの大木が青々と若葉を茂らしている。巨大な大木だ。胴回りは約10m、この大木が天然記念物になっていてもおかしくないのだが、そうした標識もなく、まだ登録はされていないようだ。

沖縄を出て既に30年、その間、更にこの大木は枝を茂らし、根を増やし、更に胴回りを大きくしたに違いない。戦争時、一時は焼けただれた無惨な姿になったが、あれから60年、見事に再生し、今は陰々の緑陰を作っている。この寺は江戸時代の初め頃創建されているので、樹齢はもう既に400年近くになるかも知れない。サイガーム(ไทรงาม)、タイのピマーイの巨大なガジュマルの森を思い出したが、この寺のこのガジュマルも、見方によってはそれに劣らないものだった。

朝の新鮮な空気の中、良い散歩が出来た。二日酔いも今朝の温泉と散歩でどこかへ消えてしまった。今日もまた良い一日が始まりそうだ。
 
 
 
 
 
嘗てマルコポーロも北京の石橋を感嘆していたが、見事なアーチ型だ。
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ああ、境内の石段横には巨大なガジュマルが茂っている。
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鶴ヶ丘八幡は大銀杏だが、ここではガジュマルだ。
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ガジュマル、南方系の堅い材質の木で、中国歴代王朝やお金持ちには、家具材として好まれていた。
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この太さ、大きさを見よ!
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スワイガーム、正しくこれはバンヤントリー(Banyan Tree)に他ならない。
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