ここ最近、半世紀ぶりの記録更新が相次いでいる。その初っ端が東京オリンピックで、2020年、56年振りにオリンピックが東京で開かれる。冬のオリンピックは札幌、長野と既に2回経験しているが、夏はアジアに於いて初めて日本で2回目の開催となる。次は上海になるかも知れないが、それは20年も先の話しになるだろう。逆立ちしても追い付けない。それが悔しいから中国は東京開催に強く反対したのだ、思惑は外れた。2020年に取橋が落選していれば、2024年、又は2028年に上海開催の希望も持てたが、東京開催が決まった以上、更に20年先まで待たなければならない。
野球の分野でも半世紀ぶりの記録更新が続いている。一昨日はカリブ海のキュラソー出身のバレンテイン選手が55号本塁打を打って、王貞治の記録に並んだ。55号は王以降、何人かの選手が達成しているが、後1本打てば、半世紀ぶりの新記録となる。もう間もなくだろう。
スポーツの分野で半世紀ぶりが相次いでいるが、日本経済、日本の国力も半世紀ぶりに陽が昇る兆しが見えてきた。過去25年間低迷し、昭和30年代の高度成長期から既に半世紀、ビルエモットが予言したように、21世紀は本当に日本の世紀になるかも知れない。明日のイプシロンの打ち上げが楽しみだ。