朝８時、千枚田のあるバナエに向かうべくバギオを出るが、バスは北回りではなく、一旦山脈を越え、平地に出て、ソラノ、バガバグの町を通り抜け、再び山中に入り込み、イフガオ州に入る。途中までバギオから一緒だった女子大生が下車。
南回りで山中に入るなら、途中のラガエで下車することにした。２時だ、この町の直ぐ近く、キアンガンは山下将軍が降伏した場所だ。どんな場所か見てみよう。
この町にはホテルは無く、ロッジが１か所あるだけ。４戸だけのロッジで、客は誰もいない。１泊６００P.チェックインし、早速トライしクルと交渉し、１５０Pでキアンガンを往復してもらう。
町の直ぐ横を大きな川が流れていて、道路はどんどん高見に登って行くが、この光景はどこか大豊町の景色に似ている。山下将軍、死に場所として、自分の故郷の風景に似た場所を選んだのか。
旧桜小学校、降伏の建物を見る。遺族会もここまでは余り来ていないのか、それらしい碑などは見たらない。
町に戻り、夕食を食べるが、全く賑やかなところはない。食堂も２－３軒しかない感じ。７時になったら、もう暗くなる。途中の店でビールを買って、暗い道をロッジに戻る。
