ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(121)丘の上の寺院「ワット・ドイ・ガムムアン」。

丘の上のお寺まで、長い石段が続く。
 
 
 
 
 
タイのお寺はどこでもそうだが、石段の両側には龍(ナーガ・นาค)の置物で飾られている。龍に乗って昇天か・・
 
 
 
石段の上には、以前はこんなオブジェはなかったハズだが・・
 
 
 
ああ、これはまたすごい石柱の彫刻だ。
 
 
 
石柱とか樹木が邪魔をして眼下のチェンライの街がよく見えない・・。
 
 
 
そうか・・、5年の間にこんなに樹木が生い茂り、視界を妨げている。
 
 
 
 
 
一休みした民宿、タイでは「ゲストハウス」と呼ばれているが、その「民族の館=チャートハウ」(ชาติเฮ้าส์)の前の路地の突当りが小高い丘になっていて、その上に立つお寺への長い参道がある。タイではこうした小高い丘の上に立つお寺へは、両側に「龍」、タイでは「ナーガ」(นาค )と呼ばれているが、の置物が参道を守るようにずっと本殿まで続いていて、大体どこでも同じ構造になっている。この「ナーガ」の参道は、タイに限らず、東南アジアの高座部仏教国ではどこも同じで、その点、中国や日本の大乗仏教国の参道とは異なるものである。

高さは精々20-30m程度の小山だから、参道を登るのもそれ程大変ではないが、こうして自力で石段を登ることにより、宗教施設へ来ているんだという意識が植えつけられる。大体タイでは通常どこでも、こうした長い石段のある寺院では、裏に車両用の道路が作られていて、足の弱いお年寄りとか、お寺の高僧などはそうした道路を利用しているが・・。

そうして上り詰めた境内からチェンライの街並みを眺める。以前来た時よりは樹木の育ちが良く、眺望を妨げている。5年の歳月はこんな形で変化を感じさせているのか・・。樹林の間からチェンライの町を写真に収め、お寺にお参りする。確か、この寺にはメンラーイ王(พ่อขุน・ポークン)があったハウだが・・。それにしても、5年の間に又沢山の装飾、造形が増えているようだ。初めて見るような彫刻品に見とれる。
 
 
 
ああ、境内にはメンラーイ王の像も立っている。
 
 
 
さて本堂にお参りしよう。
 
 
 
「ワット・ドイ・ガムムアン」(วัด ดอย งำ เมือง)。ご丁寧に番地(通り名)、町名、市名、郡名まで書いてある。その右には、ラオス語もある。
 
 
 
「ガム」(งำ)の意味はよく分からないが、「支配する」、「覆い尽くす」、「隠す、隠れる、守る」と言った意味があるようだ。
 
 
 
信仰心の薄い自分には、こうした御仏に拝めるだけでも有難い。
 
 
 
 
タイを旅行し、あちこちの寺院を訪問するうちに、多少は仏を敬う気持ちも芽生えてきたが・・